よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

意味邸

巨大な邸宅で多くの人間が居候している。 ここではものが意味として存在してる。 たとえば階段は「上がる」という意味で存在する。そういう意味のものを見つけ、昇れそうに見えなくても無理やり昇ろうとすればうまくいく。焦っているときには大変。

もってけさま

「もってけさまが出たぞ〜!!」と叫び声。 みんなあわてて身の回りの大事なものを手に取った。 もってけさまは神様。そこいらのものを適当に持って行ってしまう。 でも、身につけているものは遠慮してくれる。

恣意的なクイズ

クイズに答えなければならない。 でも、このクイズの解答は出題者が恣意的に決めているものなのだ。 わかるはずないが、わからないと何かに追いつかれて怖い目に遭う。

会議の風景

外からの光が磨りガラスごしにやわらかく入ってくる部屋で会議をしました。「…ということです」「ああ、かまへんやろ」「ああ、かまへんやろ」「ああ、かまへんやろ」社長が言いました。「まあ、てきとうに」だいたいいつもこんなもんですね。よく成り立って…

早く帰りたいなあ…

休みが明けると仕事がたくさん待っていた。もちつきとか。会社の女の子と一緒に外から戻ってきたとき、会社の前に倒れていた「3分間王者」のこととか(女の子はあなたが挑戦するのですかとぼくを指さしたのでぼくはあわてて違う違うと首をふった)。全長1キロ…

移住の旅の途中で

民族大移動の旅をしています。その日も洞窟泊まり。でもいつの間にか近代的なホテルになっていたのですが。猫と子猫と鳩と雉と犬が仲間です。惜しい!桃太郎まであと一歩。子猫はテレビの上で鳩をかかえて眠り込んでいます。鳩は安心しきっています。愛らし…

漫才?

「家になんぼか邪魔なもんてあるよねえ」「うーん、よう言われるけどウチではやっぱジューサーやねえ」「ウチでは冷蔵庫やねん」「なんでまた。必需品やんか?」「うん。もうな、ずっと壊れてんねん」「なおさんかいっ!」「他には洗濯機」「それも壊れてん…

ぼくの城

城を作ったら「あなたの城にトラックバックがつきました」と携帯に連絡がありました。なんのこっちゃ。「同じですね〜」というような内容だった。どうやらユニット式の城で似たような組み合わせが発生するらしい。ぼくの城は3層構造で1階だけで全面積の7割…

オウム

夢を見ました。おいらはオウム。弱い鳥。どういう進化か、飛ぶことができないし足先がとがっていてまともに立つこともできない。そのかわり羽の先でものをつかむことができる。なぜか年中行事では主役らしい。王とともに牛に乗って練り歩く。宿泊の干潟で敵…

陶器

夢を見ました。3度目の夢です。宇宙空間から落下しています。これは焼き物をよりきれいにする手法で、摩擦熱でゴミを燃やし尽くしよりいい色にすることが目的です。焼き物を両手で持ち上げるようにしてまっさかさまに落ちるのです。落ちたときに割れないかど…

ペンギンの影

夜の橋の上に二羽のペンギンが立っていた。 おっさんがひっこ抜こうと苦労してるんだけど、重くてまったく動かない。 ぼくは、いてた方がおもろいから、ほっとけばいいのに、と考えていた。

鍵はどこ?

会社の鍵を落っことしてしまった。かちんかちん音をたてながらビルの谷間、民家のあたりに落ちていった。 だから、以前から転職したがっていた部下に、新しい職探しもかねて探しに行かせた。 すると、肩に穴が空いて蛇口のように血がどぼどぼ出てるおっさん…

珊瑚礁の怪物

珊瑚礁に珊瑚の殻を主成分とするモンスターがあらわれた。 皆に恐れられたが、かれにはかれなりの哀しみがあるのだった。

ウ・イ・ディカ遺跡

ウ・イ・ディカ遺跡とは、ひとつひとつが矢印を意味する石の家が散在するのが特徴の遺跡。 それぞれの建造物は、現在でも矢印の示す方向に少しずつ移動している。年間数センチていどだが。 主人公は、そのひとつをゲットした。なんらかの正当な報酬としてだ…

明日は我が身

ある民家におじゃましている。 主人が悲しげに語る。 ちょうどあの子が3歳だった頃です。 あなたは何歳だったのですか。 25歳でした。 今は何歳ですか。 40歳です。 主人は40歳の顔になっていた。 ぼくらも40歳の顔になっていた。 60歳になるとこうなります …

あなぐら生活

沖縄のさらに南方にある島。岩に開いた洞窟で、穴居人生活をしてみた。 それによって、同行している近辺出身者の神通力がアップした。そんなさなか、カメラの電池がなくなった。 レトロふうのカメラ。 靴はなにがいいか話し合っていた。 やはり登山靴だろう…

ナノ人間

電子顕微鏡を覗いていたら、うごめくものが目につきました。 じっくり眺めてみると、見覚えのある形状です。 どうやら、人間の内臓と同じものらしいです。 「うわっ!!これが心臓で、これが胃で、肺で…」と同僚がつぶやいていました。 まったくの偶然で、ナ…

氷の館で生きる男

南極で、氷の洋館に住む男がいました。孤独を愛し、悠然と暮らしているが、年に一度くらい何らかの病を抱いている子どもたちを招待し、氷の世界での暮らしを体験させている。それはそれは寒くて過酷なのだが、楽しいものでもあった。近所で同じように氷の家…

情報の距離

情報ひと粒と、距離1キロが同じくらいの違いなんや。そこまではわかってんのやけどな…そっから以降は、自分がアホになってもうたみたいな気がするくらいわからへんのや。

木木モンスター

木々がモンスターになって大阪を襲ったので逃げ続けた。 だいたい誰かといっしょに逃げていた。知り合いだったり、そうでなかったり、入れ替わりながら誰かがいた。 ビルのホールに逃げ込んだり、 高層ビルから道路に降りる超巨大滑り台を滑り落ちてスリルを…

身勝手なヤツ

夢を見ました。 植木職人になった。 男と女の幼なじみの計3人で旅していたのだが(実際の幼なじみにはいない人物だった)、ある町で少し働くことになった。 江戸時代の長屋みたいなとこに住んだ。 植木屋でアルバイトしてたのだが、ある技術を身につけたく…

牛の幸せ

夢を見ました。 巨大宇宙船で旅をしている。覚えている部分以前にもいくつかの冒険をしていたようだが。 エネルギー補給のため、ある惑星に着陸した。水をエネルギーに変換して利用しているので、海か湖があればそれでよい。海だと塩分を抜くための工程が増…

それは、無駄か?

部下「あなたはなぜ鼻を掃除して、鼻くそで真っ黒になったティッシュをそのままゴミ箱に捨てるのですか」 教祖「じゃあなにか、そこらに適当に放り捨てておけとでも?」 部下「(ムカッ!!)そうではありません。きれいなティッシュで汚れたティッシュを包…

時刻表 いったい何の?

とある田舎町。バスの時刻表を携帯で撮っておこうとバス停前の売店に入った。数人のお客さんと店の主らしい婆さんがいた。きょときょとして時刻表をさがした。それらしいものを見つけた。平日用と土日用と休日用の三枚が鴨居の上のスペースに貼ってあった。…

vs 鳥

この世界には鳥の怪物がいる。世界中の恐怖となっている。黒い色で、羽根が6枚あり、高速で飛ぶ。そして、人間を喰う。そいつを退治するために作られた空飛ぶ船にぼくは乗っている。船は巨大で、怪物とほぼ同じ大きさ。3階建てで、乗員の数も多い。そしてと…

寺で逃走

犯人でないことがわかっている青年を逃がそうとしています。お寺の部屋を調べていると抜け穴を見つけました。「ここから逃げよう」と言うと同行の探偵さんが「ちょっと様子を見てくるから待っててくれ」と抜け穴に入っていきました。イライラしながらしばら…

巨大ペットボトルロケット

某大国が巨大ペットボトルロケットを打ち上げました。ペットボトルにしたのはなんか理由があったようだけど、忘れてしまいました。 北海道に着陸する予定で、順調にやってきていたのですが、荒野に降りるはずが、失速して札幌時計台にふわふわと落ちてきたの…

癒し系のひみつ

夢。男のような女が話している。 「癒やし系の人間の型はふたつあるわ。ひとつは省エネタイプのおっとりゆったり型。見てるとこっちまでつられてトロくなってしまう。もうひとつは、たとえばあたしとあなたの共通の友人であるCを見ていたらわかるように、あ…

癒し系のひみつ《はてな夢日記》

夢。男のような女が話している。 「癒やし系の人間の型はふたつあるわ。ひとつは省エネタイプのおっとりゆったり型。見てるとこっちまでつられてトロくなってしまう。もうひとつは、たとえばあたしとあなたの共通の友人であるCを見ていたらわかるように、あ…

陶器

夢。宇宙空間から落下。3度目。これは焼き物をよりきれいにする手法で、摩擦熱でゴミを燃やし尽くしよりいい色にする。焼き物を両手で持ち上げるようにしてまっさかさまに落ちるのです。落ちたときに割れないかどうかは賭け。割れないこと自体がいいものだと…