よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

オウム

夢を見ました。



おいらはオウム。弱い鳥。

どういう進化か、飛ぶことができないし足先がとがっていてまともに立つこともできない。そのかわり羽の先でものをつかむことができる。

なぜか年中行事では主役らしい。王とともに牛に乗って練り歩く。

宿泊の干潟で敵(鷲や狡猾でしつこいキツネ鳥や)におそわれるのを貝をつかんで殴ったり投げつけたりして必死で逃れ続ける。

死んでも代わりはいくらでもいる。けっして珍しい鳥ではない。

王のおつきのヌケサクが代わりを用意していると言っていたがそいつは死んでいた。でも自分の身は自分で守るしかない。