よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

早く帰りたいなあ…

休みが明けると仕事がたくさん待っていた。
もちつきとか。

会社の女の子と一緒に外から戻ってきたとき、会社の前に倒れていた「3分間王者」のこととか(女の子はあなたが挑戦するのですかとぼくを指さしたのでぼくはあわてて違う違うと首をふった)。

全長1キロもある連凧をあげたりもした。

「ペレット」と呼ばれる透明なぶよぶよに包まれて排出されてくる地元の英雄(ペンギンとか)を送ったり。

体調も悪くてなかなかはかどらず、必死でやっていて、ふと時計を見るともう23:30過ぎで誰もいなかった。
ここまでやな、と仕事はおしまいにすることにして、家に遅くなる旨連絡しようと思った。
そしたらまともに使える電話がない。
全長1キロの電話だとか、テンキーがなく大きな短縮ボタンばかりのとか、テンキーがランダムに配置されているのとか。
何度も失敗してしまう。

あきらめて自分の携帯からかけようとしたら、いきなり知らない人たちがワイワイ入ってきて棚や机の配置を勝手に替えはじめた。
どうやら同じビルの人のようだった。
なんか都合で配置を替えなければならないらしい。

ぼくはいつになったら帰れるのだろうと考えていた。