よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

科学

臓器移植法の成立で気になったこと

もしかしたら、「人の死」と、臓器移植は別の話なのではないか、と。 臓器移植法が成立しました。 これ自体は大筋としては問題ないのだろうと思っています。 時代の趨勢とでもいうのでしょうか。 仕方がないのだろう、と。 ただ、根本の部分で釈然としない気…

ウワバミの食べた草は何だった?

こんな落語があります。うろ覚えですが。そばをたくさん食べたい男がいる。 大会かなんかがあるんだっけ?旅先で人を丸呑みにしたうわばみを見る。うわばみ、食べすぎで苦しんでいる。 うわばみ、近くの草を食べる。 みるみる腹がへこんで楽そうになる。男、…

サルでもできる顔の識別

朝日新聞2009.07.12朝刊より サルが人と同じように目、鼻、口のバランスをみて顔を瞬時に識別していることが、京都大霊長類研究所の足立幾磨・特定助教らの研究で分かった。人はサルと約3千万年前に共通の祖先から分かれており、人は少なくともこの時点で他…

人はなぜパニックに陥るのか?  (パニック)

突然予測外のできごとが発生すると人はパニックに陥り、何がなんやらわからなくなって、あらぬ行動を取ってしまいます。 なぜ、そんなことになるのだろうか、と考えてみました。 まず、人も生物であるからには、パニックに陥ること自体も生物的な仕組みであ…

機体特性の変化を少なくするシステム

航空機事故などの原因は、もちろん故障なのだが。 故障そのものというよりも、故障により「機体特性」が変化することにあるという考え方。 東京新聞2009.05.05より 「ヒト」というシステムが、その機体特性の変化に対応しきれないゆえに事故という結果になる…

脳波で動く電動車いす

TVのニュースで見た。 脳波で手を使わずに動かせる車椅子。 トヨタ自動車と理研。 スムーズにチャキチャキ動くところがすごいそうです。 前にも脳波でロボットを操作するというのがありました。 ところで、こういうのは雑念があってもちゃんと動くのでしょう…

光格子時計の精度

産経新聞(東京版)2009.04.20朝刊より。 香取秀俊さん(東京大学大学院光学系研究科准教授)が開発。 2005年開発の光格子時計は100億分の1秒のさらに1億分の1秒まで正確に測れる。 現在のセシウム原子時計の1000倍の精度。 100億年で1秒の誤差まで縮めるこ…

サル除けにはヤギ?    (ヤギ)

野生のニホンザルによる農産物への被害の話はよく聞きます。 さまざまな対処法が考えられているのですが、「これ」といったものはないようです。 サルは頭がいいですから、たいがいは慣れてしまうのでしょう。 そこへ最近登場してきたのがヤギ(山羊)。 ど…

ヘビに対する恐怖感      (恐怖、ヘビ)

多くの人がうすうすそうだろうと感じていたでしょう。 ヒトはかなりの割合でヘビに恐怖を感じます。 個人的にはヘビはべつだん怖くないですけど。 クモは苦手。 名古屋大学の川合伸幸准教授らのグループが(中略)一度もヘビを見たことのないニホンザル3頭を…

生物季節観測

植物や動物を、その年初めて見たのはいつ?とか開花したのはいつ?などの観測。 測候所が減って、しだいに観測数も減ってきている。 貴重なデータのような気がするけど、もったいない。 現在は次のものを観測しているそうです(読売新聞2009.3.4朝刊より)。…

ストレスだってわるかない

ストレスがあるからこそ人は生きていけるのかもしれない。ストレスとは外的要因による刺激? ストレスがあるからこそ人生は楽しいのかもしれない。 なんのプレッシャーもない人生って、けっこう味気ないのでは?たとえば、たばこは科学的に見れば、おそらく…

携帯顕微鏡

自転車の電球が切れたのでドンキホーテに行って、なんとなく目についたLEDライト内蔵の携帯顕微鏡を買ってみた。1980円なり。60倍から100倍のズームができる。 前からこの手の欲しくはあったし。 早速のぞいてみた。 ライト明るすぎへん? まぶしいや。 目、…

ヘビとトカゲのちがい

ヘビとトカゲはどう区別するのでしょう? 読売新聞2009.03.12夕刊「ヘビのひみつ 第6回」松橋利光・著によると、足のないトカゲ「アシナシトカゲ」とヘビの区別方法は… ヘビにはまぶたがなく目は開いたままだが、トカゲにはまぶたがある。 トカゲには耳の穴…

生物多様性

今年はダーウィン生誕200年、彼の「種の起源」発刊から150年という、なんとなく節目の年。 なぜ地球の生物には過剰なまでに多くの種類があるのか。 自然淘汰の最大のツールである「突然変異」という機構自体が重要なファクターとして「適者」となったからで…

パソコン速くならない?

ウチのパソコンがだいぶもったりしてきました。 のんびりなぼくですが「もそっと速くならへん?」と聞いてみます。 まあ、なんにも答えてくれませんが。 しかたないので自分で方法を探します。 とりあえずWindowsの「アクセサリ」−「システムツール」中の「…

木の声は聴こえない?

聴診器を木にあててみて、木が水を吸い上げる音を聞くような体験活動があるようです。 なんだか楽しそうですが、じつはそんな音が聞こえることはないそうです。 という説を聞いたこともあります。 木が水を吸い上げるスピードはさほど速くなく、音が聞こえる…

ローソンのカイロ

毎日ローソンでパン買って職場で昼ごはん。 奥さんに命じられて集め始めたポイントシールがなんとなくたまったので、カイロと交換してもらった。 なんか使いにくそうやったんで一日にもろうて今日まで使わへんかったんやけど、今朝ちょっと外に出るとき使う…

ローソンのカイロ

毎日ローソンでパン買って職場で昼ごはん。 奥さんに命じられて集め始めたポイントシールがなんとなくたまったので、カイロと交換してもらった。 なんか使いにくそうやったんで一日にもろうて今日まで使わへんかったんやけど、今朝ちょっと外に出るとき使う…

二足歩行の理由

高知新聞(共同通信配信だと思う)2008.11.23朝刊より ニホンザルは普段は四足歩行ですが、目隠ししたら後ろ足で立ち、前足で障害物などをさぐりながら歩くそうです。 産業技術総合研究所認知行動科学研究グループの実験だそうです。 人類が二足歩行になった…

季節を感じる仕組み

新潟日報(共同通信配信だと思う)2008.12.01朝刊より 夜間の睡眠時に脳で分泌される「メラトニン」という物質が哺乳類に季節の情報を伝えるのだとか。 どんなことにでも仕組みがあるものですね。

自然の音に降圧効果

神戸新聞(共同通信社の配信記事か?)2008.12.05朝刊より 米国シアトル大学看護部のジーン・タング助教授の報告によると、自然の音をリラックスした状態で聞くと血圧を下げる効果があるそうです。 まあ、想像したような調査結果だろうと思います。 この実験…

顔と見える

金星と、木星と、月が並んで夜空に浮かんでいる写真が12月2日付の各新聞社の紙面を飾っていました。 そのうちのいくつかが、三者の並びを顔に見たてて「笑顔」と表現していました。 三日月が笑っている口元に見えたわけです。 人間はどうやら、点が三つあれ…

ナマケモノのウンチ

ねぇ、知ってる? ナマケモノって、一週間に一回しかウンチしないんだって…。 豆しばふうに言ってみました。 京都新聞2008.12.07朝刊 連載「アニマルうんちく学」(藤原幸子著)によると、 ナマケモノは消化器官もとてもスローモーで、食べたものが出てくる…

テキスト入力マシン「ポメラ」

KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM10クロ プレミアムブラックキングジム 2008-11-10売り上げランキング : 3280おすすめ平均 文章をよく書く人にはベストチョイスです満足Amazonで詳しく見る by G-Tools キングジムの「ポメラ」というマシン。 テキストデー…

JRがプラレール導入!

JRがプラレールの運行を開始! なんてこともあるはずはなく。 以下は、毎日新聞2008.11.08夕刊より。 JR東海・浜松運輸区では、プラレールを導入! アクシデント発生時の対処法を訓練するのに良いのだとか。 立体的に現場を想定でき、現実に即した動きを取る…

渡り鳥の餌づけ

渡り鳥の季節。 餌付けしているおかげで、各地で身近に見ることができます。 でも、今年は少々状況が異なる。 鳥インフルエンザが怖くて、自粛すべきとの議論が。 個人的にはもともと、餌付けにはあまり賛成できませんでした。 たしかに渡ってきてもらえるの…

ちょっとやってみようかな化学

身近で、楽しい実験がたくさん紹介されているそうです。 ちょっとやってみようかな化学米沢 剛至日本評論社 2008-06売り上げランキング : 104777Amazonで詳しく見るby G-Tools

日本最古の地層

日本最古の地層が見つかったそうです(茨城新聞2008.09.20より)。 日立市小木津町東連津川上流部にある地層。 5億600万年前のカンブリア紀のものだとか。 従来の最古は岐阜県飛騨外縁帯のオルドビス紀(約4億9000万〓4億4000万年前)のものだったとか。 「…

トキ放鳥

佐渡トキ保護センターがトキの野生化をめざし、十羽放したとか。 なんとなく気分が乗らない。 必死の思いで飼育されていただろう方々の努力には頭が下がりますが。 やっぱり純国産種はすでに滅びたあと、わざわざ他国からもらってのことだからか。 そこまで…

サリドマイドふたたび

オゾンと聞けば、今なら「オゾン層」で、「保護しなければいけない」というイメージがまずやってきます。 でも、オゾンそのものは人体にとっては相当危険な有毒物質だそうです。 ずぅっと以前、コピー機がオゾンを発生していたという報道のあったとき、この…