よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

サリドマイドふたたび


オゾンと聞けば、今なら「オゾン層」で、「保護しなければいけない」というイメージがまずやってきます。

でも、オゾンそのものは人体にとっては相当危険な有毒物質だそうです。

ずぅっと以前、コピー機がオゾンを発生していたという報道のあったとき、このオゾンはあの(オゾン層の)オゾンと同じものか?と調べたことがありました。

サリドマイドと聞けば、あまりにも強烈に悪いイメージがつきまとっています。

今度、特定の病気に効果があるということで、治療薬として製造販売承認申請が了承されたそうです。

このサリドマイドは、あのサリドマイドと同じか?と言えば、同じようです。

治療薬として待ち望んでいた人々の「やっと」という思いと、サリドマイドにより障害をもたらされた人々の、承認に賛同しつつも厳しい目で見ざるを得ない思いが重なり合っていることでしょう。

今度なんらかの問題が発生したら、すぐに治療薬としての使用が難しくなってしまうでしょう。厳しいチェックが必要となるはずです。