よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

顔と見える


金星と、木星と、月が並んで夜空に浮かんでいる写真が12月2日付の各新聞社の紙面を飾っていました。

そのうちのいくつかが、三者の並びを顔に見たてて「笑顔」と表現していました。

三日月が笑っている口元に見えたわけです。

人間はどうやら、点が三つあれば、そこに顔を見てしまうようです。

なんらかの必要から脳にそうインプットされているのでしょう。

心霊写真なんかもだいたい、そういう見立てということになりますね。

最近のカメラに、人の顔を自動的に判断するものがありますが、

それも似たような認識の仕方なのかもしれません。

今回の夜空なんかはそのカメラ、顔と認識できたのでしょうか?

って、できるはずないですね。

もう少し厳密に設定しているでしょうから。

夜空に顔の輪郭とかを描けたら認識できたのでしょうか?

どの程度から、顔と認識するようになるのでしょう?