2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧
クラフト・エヴィング商會はデタラメを売る商店です。 ただし、とことん凝ったデタラメです。それはもう、実在と言えるほどの、いや、夢の中での実在か。いや、夢をこちらの世界に持ってくるような。 デタラメを買う人は、他愛ない夢を買う人。どーでもいい…
平行植物 (Planetary classics)レオ・レオーニ工作舎発売日:1980-01ブクログでレビューを見る»植物は圧倒的な存在感をもってゆらゆらどこかしらおそろしげに揺れています。いつか取って喰われそうな…。この世ではないどこかずっと遠くの場所で。そのころ工…
手帖は ときどき 持ち主に化けて 夜の森を お散歩しているとか
「ぼく」の親しい真鍋さんは印刷所を営んでいます。いろんなことをよく知っている真鍋さんが言うことにゃ、世界には実は透明人間がたくさん存在しているそうです。 「ぼく」は真鍋さんが大好きなので、毎日印刷所に入り浸っています。そんなとき、一人の女が…
楽に長文のテキスト入力できる道具が欲しかったのです。条件としては以下のような感じでした。 スイッチオンで即使える。 使いやすいエディタがある(できればアウトライン機能があるとうれしい)。 タッチタイプできるていどの、そこそこ大きめのキーボード…
雲が果てなくつづく日瀟洒な客船が逆さになって雲のこちら側を航海しています
ある戦士が強大な帝国と戦いつづけている。 だれかが子供に教えている。 かの者が強いのは武力によるだけではない、その不屈ゆえだ。 ………なんで、こんな教育的な夢を見るんや。
手帖はときどき持ち主に化けて夜の森をお散歩しているとか
うまいし、切なく歌いあげてくれている。 完璧な歌手だと思う。 TVなんかでかいま見ることのできる人柄にも好感を抱いている。 でもひとつ気になることがある。 聴いていてもこちらの感情が動いかないんだ。 もちろん人それぞれなので、暴風にさらされた木の…
にも関わらずミステリが成立しているのは、おそらくこれは推理ではないからです。事件もトリックも、実はどうでもいい。おざなりとすら言えるかもしれません。ロジックを積み重ねて真相に到達するタイプではないので、かまわないのでしょう。 描かれるのは発…
「トッポ・ジージョ」スペシャルセレクション~トッポ・ジージョ月へ行く~ [DVD]エイベックス・トラックス発売日:2003-12-03ブクログでレビューを見る»なつかしい。子供の頃TVでよく見てました。妙にだるくて明るいネズミがええかげんなドラマをやるという好…
イズァローン伝説 (1) (小学館叢書)竹宮 惠子小学館発売日:1989-05ブクログでレビューを見る»全巻読了。一人は王となり、一人は魔王の宿主となったイズァローンのふたりの王子の妖しい関係?
ミヘン街道のダンジョン、確認のため再突入。やはり問題なかったがアイテム一個だけ取り損ねてた。
『Think 夜に猫が身をひそめるところ』→謎の解けないミステリらしい。 『Bolero 世界でいちばん幸せな屋上』→謎の解けないミステリの続編らしい。 はてなのキーワードを参考にさせてもらいました。自分用のメモとして書いておきます。
『a piece of cake』→1冊の本の中に12冊の小さな本とか。
『フィンガーボウルの話のつづき』→短編集。 『つむじ風食堂の夜』→ほんわかしているらしい。 『針がとぶ Goodbye Porkpie Hat』→なつかしい感じらしい。
フェランくん、ついにアルジェリック救出作戦を開始する。 うーん、まあね、基本的にどーでもええお話ではありますね。じゃ、なんで読んでるかってえと、「物好き」ゆうことですね。これがまた、処置悪い性質なんやなあ。
小さい頃から架空の博物学のようなものが好きでした。よく自分でも架空の図鑑を描いて楽しんでいました。そういうのを全部置いといたらおもしろかったのにな、と今では思います。 今でも覚えているものといえば、架空の「化石図鑑」の一項目で、「パッタリト…
Amazonをふらふらしてて見つけました。これはなつかしい。子供の頃、TVでよく見てました。 妙にだるくて、明るいネズミがええかげんなドラマをやるという好ましい人形劇でした。 惜しむらくは声優さんが昔の方とちがうところ。見ると違和感出るでしょうねえ。
(2)長篇小説(ロマン)とは その他の堀辰雄さんの作品とはなにかしら異なるところがあるように感じたのには、前述の「小説のことなど」を読んで、いちおうの解決をみました。 それまでの彼の小説は次のようだったでしょう。 活きた混沌からひとつの小さな秩…
ベベルの迷宮は80Fちょいのとこでしばらくお休みして、積み残しのいろいろをやってます。主に取得していないアビリティをマスターしていってます。そのついでにその他のことも。 昨日はミヘン街道に派遣してたチョコボが新しい洞窟を見つけてくれたので、そ…
中国怪奇小説集 (旺文社文庫 41-10)岡本 綺堂旺文社発売日:1978-01ブクログでレビューを見る»中国綺譚のコンビニ。『聊斎志異』と同一線上にある本でしょう。サブセット版というか、縮小版というか、そんな感じです。まあ、読んでみるとけっこう異なるので…
「森博嗣ミステリイ/萌絵の部屋」(http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/9630/) 「犀川創平と西之園萌絵の年表」なんかがあります。
(2)そもそもこれはミステリなのか? ミステリでは、世界に現実感がなければなりません。 言い換えれば、やれることにかなり限界を設ける必要があるのです。たとえ、舞台がファンタジー世界であっても、SF世界であっても。たとえば異常な世界での犯罪を…
なつかしむひと〜中村眞一郎(中村真一郎)・四季〜(1)かれは回想の語り手でした。(ノオトA)(ノオトA) 絶えることなく「現在」が「過去」となって消えていきます。 瞬間瞬間に味わった体験が、どこかにひっかかってしまったものを記憶(a1)というならば…
(1)「菜穂子」はどこかちがう 堀辰雄さんの作品をはじめて読んでから、もうずいぶんになります。近しさを感じたものです。 でも、近親憎悪という感覚も同時に味わいました。眼をそむけても見えてしまう少女趣味じみたものをイヤだと思いつつ、やっぱりどこか…
(1)森博嗣さんのミステリの魅力とは? 森博嗣さんの魅力はなんでしょう。 ミステリとしておそろしくすばらしいかといえば、そうでもないでしょう。水準以上だとは思いますが。 物語性があるとかストーリーがすばらしいとか、そういうこともないでしょう。 文…
また、例によって逐時的に書いていきます。S&Mシリーズ最終話の、数カ月後。 久々に西之園萌絵と犀川創平のコンビ登場。 「愛情なんて、どこからだって芽生えます。何かがこすれたときに発生する摩擦熱みたいなものです」(p.35) 萌絵さん、めずらしくさえて…
ISBN:4003108922 堀辰雄さんに「小説のことなど」という文章があります。堀辰雄さんのやってきたことは、もしかするとこの文章が明確にしめしているかもしれません。 これは、文中でも取り上げられていた「作家と作中人物」*1が、堀辰雄流に焼きなおされたも…
アルハンブラ物語 (講談社文庫 あ 31-1)ワシントン・アービング講談社発売日:1976-09ブクログでレビューを見る»アルハンブラ宮殿は過去からの時をいただいてたたずむ歴史がすでに歴史と分かたれぬ伝説がたんねんに語られる土地の明るさと暗さ情熱と沈鬱その…