よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

NEC Mobile Gear II(MC/R330)購入

楽に長文のテキスト入力できる道具が欲しかったのです。

条件としては以下のような感じでした。
スイッチオンで即使える。
使いやすいエディタがある(できればアウトライン機能があるとうれしい)。
タッチタイプできるていどの、そこそこ大きめのキーボードが欲しい。また、なるべくキーボードだけですべての操作をしたい。
日本語入力が楽(ATOKあたりが使えればベストかな)。
PCにデータ送るのが簡単。テキストデータのみで可なので、カードが使えればそれでOK。ただし、ぼくが今持っているモノからすると、なるべくTYPE-IIのPCカードもしくはコンパクトフラッシュカードが使えること。
できれば乾電池駆動するのがいい(これは好みの問題。充電式のはちょいちょい困ることがあるので)。
必需ではないけど、表計算が使えるとちょっとうれしい。
必需ではないけど、カード型のデータベースソフトがあるとかなり嬉しい。
必需ではないけど、電子辞書として広辞苑が使えるとすごく嬉しい。
必需ではないが、胸ポケットに入れることができる。これは「大きなキーボード」と相反するので期待せず。
必需ではないが、一生遊べるゲームがいくつか欲しい(「上海」とか「rogue」とか)。
必需ではないが、カラー液晶でバックライトがあるといい。これも乾電池駆動と相反するので期待せず。

CLIeのキーボード付きの機種でもそこそこ入力できるけど(これまで「はてなダイアリー」に書いた文章はすべてCLIeのエディタで書きました)、結局実用に耐えられるテキストエディタがありません。だらだらと書くのはなかなかしんどい。もっともその方が読む方にはマシかもしれませんが。
以前使ってたMobileGearIIがそういう点では一番使いやすかったように思っていました。数年間ハードに使ったせいでボロボロ。キーボードの表示もすり切れ、本体と充電池が両方いっぺんにダメになって昇天しました。その後ずっとテキスト入力には苦労させられ続けています。ちょっと入力するだけのためにパソコンを起動するのはしんどいですし。
モバギの次はHP-200LXという掌サイズのパソコンが良かったでしょうか。最も愛したパソコンでもあります。
これら二つに共通するのはいいエディタを持っていたことでしょうか。HP-200LXではVZエディタというのがありました。MobilGearにはWZエディタ。WZの方にはアウトライン機能もありますし、どちらかと言えばWZの方が便利でしょうか。

今回当初に候補として考えていたのは、MS-DOSバージョンのMobilleGearか、DOCOMOシグマリオンII、そして結局買うことになったこのMC/R330です。キーボードつきカシオペアの二代目あたりがあったらそれでも良かったのですが、まあどの中古ショップにも置いてないだろうとは思っていました。
シグマリオンは乾電池駆動しないけど、そのかわり、実用に耐えられるギリギリ最小のキーボードを持ちつつコンパクトで、胸ポケットは無理でもスーツの内ポケットくらいなら入れることができるかもしれない。MS-DOSのモバギは持ってるのが楽しくなりそうなマシンで、そそられる。MC/R330はほとんどすべての条件をかなえている。
結局、中古でいちばん安かったMC/R330にしましたが、まあ、最良の選択だったかもしれません。暗いところで液晶画面が見にくいですけど、それまはあ乾電池駆動を望んだ代償ということで。
CE用の広辞苑はたしか以前出ていたと思うけど、最近は見かけませんね。さがしてみようかな。あったらラッキーかも。