よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

考えてみた

ふるさと感

今読んでいる篠田真由美さんの「桜の園」の中に東京出身者の古里がないという感覚について描かれている部分がありました。篠田真由美さんの本を読んだ感じでは東京人の古里は「場」ではないようです。 東京という地は常に変化していくことを運命づけられた場…

好きなことば

意味もなく、好きなことばを集めてみます。すきなモノであるとか、音的に好きであるとか。あ あいまい あかん あやかし(妖) いきあたりばったり 田舎 うしろむき 薄墨色 薄っぺら うっかり 裏 うわのそら エサ えらいこっちゃ 縁側 か カケラ かすみ 仮面 …

めざしているけどなかなかできないこと

コンパクト シンプル スロー

メモは楽しいのだけど

琉球新報2010年2月28日の一面コラム「金口木舌」が面白かったので全文引用させてもらいます。新聞社のサイトからはいつなくなってしまうかわからないので。 ・「金口木舌」のページ 県経営者大会で興味深い経営戦略を聞いた。1900人の社員に毎日、最大1…

本道ではない

「本道ではない」ことには魅力的なものが多い。具体例をたくさんは思いつけないがたとえば、さをり織りは、織物でありながらきちんと織らなくてもいい。 織物の本道ではない感じだ。 少しくらい乱れてもそれでいい。 味になる。 いや、むしろ乱れがある方が…

真実とは?

ときおり、TV番組の「開運 なんでも鑑定団」を見る。 よそのお茶の間もたぶん同じだと思うが、「これはひどい!ニセモノやで」とか、「これは上手やなあ。ホンモンとちゃうか?」などと話している。で。鑑定結果が出て、「ああ、やっぱりニセモンやったね」…

お茶

お茶はスローライフっぽい。 それもどちらかというと、茶道の抹茶ではなく、急須で淹れるふつうのお茶。 あれ?茶道のほうが「ふつう」のお茶なのかな?

別荘

別荘はそこはかとなくスローライフっぽい。 できれば高原にある木造の山荘って感じ。 スローライフってたぶん、お金がかかる贅沢なのだ。

のんびり

なにも考えずにぼんやりのんびりしてるのはスローライフっぽい。 お金がなくてもスローライフは可能なのだ。

草かざり

かわしまよう子さんといおう「花作家」の人が「草かざり」という本を出版されたとか。 不要になった日用品や使い捨て容器などに花を生ける活動をしておられるとか。 そこはかとなくスローライフっぽい。 でも、ココロに贅沢を持ってない人がこれをやると、た…

義務

義務も、ついでに権利もスローライフっぽくない。 自己主張もスローライフっぽくない。 ただなにもなくたゆたうだけ…。

お金

お金じたいはスローライフっぽくない。 でも… お金がなくともスローライフっぽい暮らしは可能だが、お金がある人の方がしやすいような気がする。

高度成長期

高度成長期の日本人の 経済的な生活はぜんぜんスローライフっぽくないけど 日常生活はわりとスローライフっぽかったような気がする。 おそらくそれでいいのだ。 スローライフというのは忙しい暮らしの中にすき間をつくる運動なのだろう。

機能もしくは実用

実用性が低いほどスローライフっぽい。 もちろん、兼ね備えているものも多いだろうけど、概して。

万年筆

万年筆はかなりスローライフっぽい。 本来実用的なアイテムではあるけれども、 わりと頻繁にインクを補充することになるし、 インクの補充は手間だし、 すぐにインクは乾かないので、道具を使うか、待つか、ふうふう息を吹きかけないと次のページに移れない…

イライラ

イライラするのはスローライフっぽくないが、 イライラするような時間を愉しむことができるとスローライフっぽく変じる。

トラディショナル音楽

トラディショナルな音楽はスローライフっぽい。 昨日「無印良品」の「BGM」シリーズを買ってきました。 あれって、その手のとしてはけっこう悪くないですよね。 でも、CDを買うという行為はスローライフっぽくないかも。 なんにせよ「買う」はスローライフっ…

山歩き

山歩きはスローライフっぽい。 山登りはスローライフっぽくない。たいへんすぎるもの。

老人

お年よりはスローライフっぽい。 存在じたいがスローライフっぽい。 というよりも、真のスローライフは齢を経てからでないと無理なのかも。

父さん、ぼくのあのマッチ、どこ行ったんでしょうね

たばこに火をつけるという行為はただの火をつける機能ではない。 自分自身に対して「気分」を演出している。 ZIPPOの気分のときにはZIPPOで。 ガスライターの気分のときにはガスライターで。 ときには使い捨てライタの気分のことも。でもいちばん多いのはマ…

もしも紙がなくなったら

まだまだ遠い将来だろうが、いつか紙メディアが存在をやめてしまったら?なんか詰まらない。 味わいがない。 うるおいがない。そんな世界になる。 そんな気がする。順応できてないだけ? そんなことはないだろう。「知」には 「手ざわり」が必要なのだ。

新聞の役割

考えてみました。 とりあえず下書きレベルの覚書です。でも、公開しちゃいますけど。まあ、永久に完成しないページでしょうし。 なるべく簡単なことばで書くつもりです。 難しいことを易しく書くことは一種の詐欺でもありますけど、難しくしか書けないという…

新聞のいいところ

▼新聞記事には信頼性があります。ネット上の情報はどうでしょう?無責任に書かれたものも、きちんとした根拠でもって書かれた情報も同列の扱いとなってしまっているのではないでしょうか。新聞記事の場合、取材と書くことのプロである記者が書いていることが…

才能

たいがいの才能それは気付かれず惜しげもなしに捨てられる。それはともあれ本当の才能なのは努力してそれを努力と感じないこと。

ファン心理

どーでもいいことですが、プロ野球の巨人ファンと他のチームのファンはまったく異なる精神を持っているのではと最近考えています。 ぼくは横浜ファンですが、地方出身なのでかつては巨人ファンでもありました(昔は地方では巨人の試合しか中継してくれなかっ…

ちょいワルってホントにカッコいいの?

中学・高校くらいの頃、優等生ほどワルぶりたがって「オレ、じつはちょっとワルやねん」てきな言ってるのを見てとても恥ずかしい思いをさせられたものですが(どこの学校にもいるでしょ?そういう優等生)、なんかそれを思い出してしまうのが「ちょいワル」。…

鬼とは?

毎年恒例ですが巻寿司まるかじりしつつイワシを食べながらちょっと考えてみました。 負の感情にとらわれた者であること。 異形の者であること。 自分とは価値観の異なる者であること。 異世界の者であること。 何かにとらわれた者であること。 反逆者である…

耐震偽造について少しばかり

結局職業にはしませんでしたが、かつて建築を学んでいました。 その中でことに興味を覚えたのは建築史と構造計算で、まったく異なった雰囲気で妙ですが、建築史の方は趣味的に好みでした。構造計算の方は、そのさっぱりした無機質な世界に魅かれていました。…

トランク

大きなトランクを買ってしまいました。何の用途もないのに。ただ持ってみたかっただけ。ま、お気に入りのアイテムひとつずつ放り込んで引っ越しするときにはこのトランクひとつ持って行けばいいようにでもすることを目標にしようかな。

伝統ってなに?

最近古い地名をなくしてわけのわからない新しい地名をつけるのが流行ってるのにみんなが反対してるのになぜかその動きが止まらないのはみんなが反対しているように見えて賛成派の方が多いのかもしれないのだけどとにかくそこいらの反対派の意見としてよく伝…