よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

バナナの缶詰


 だいぶん体調はよくなりましたが、まだ食欲がわきまへん。いつもは大好きな乳系の飲食物も今はちょっとつらい。せやから昼休みに入る喫茶店でもここ数日は果物ジュースかレモンティが主です。

 きょうはバナナジュースを飲みました。牛乳も入っていたようですが、わりと飲みやすかったので、ちょいちょい飲もうかなあと思います。やっぱり病人はバナナですよね。

 とか考えていてふと思い出したことがあります。

 物心ついたかどうかの頃にたぶんお中元でバナナの缶詰をもらって、どんなんやろうと期待してワクワクしてました。当時はバナナも高級果物の部類やったし。

 でも…ちょうどその頃台湾やったかフィリピンあたりやったか、バナナの名産地でコレラが流行して、慎重な性格の父親は迷わずその缶詰を捨ててしまったのです。すっごい残念やったんですけど、その後「バナナの缶詰」というのにお目にかかったことがありません。いったいどんなんやったんやろう。やっぱりシロップ漬けになってるんやろうか。どんな味なんやろう?

 謎です。誰か教えて欲しい。