よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

MacBook Airはじめました

ボクがゲットするマシンは人生でこれが最後になるかもしれないと思ってます。
数年後にはネットからアシを洗うつもりでいるから。

「今は、まともに動くマシン持ってへんし、最後に買うてもバチは当たらないやろう」

ともあれ、昨日届きました。
もちろん現在遊び中です。
ではどんな感じだったか、今のところを報告。

■1日目

「ふーん、意外に箱ちっちゃいんやなあ。ムカシのMacは冷蔵庫でも入ってんのかゆうくらい大きいのに入ってきてたもんやけどなあ」
石が68K系だった時代にMacは使っていました。
PowerPCになった頃からWin系ONLYになりました。Winが好きというわけではなく、それまでただの趣味、オモチャとして遊んでたPCを仕事や暮らしの道具として使うつもりになったから、メジャーなWinの方がええやろう、と。
まあ、それまではMacだけやなく、MZ-700、MZ-1500、X1、X1turboII、X68000などでも遊んでたんで、完全に使い方がシフトしたゆうことですね。
ちなみに一番好きなマシンはHP-200LXで、次がPCではなくポケコンやけどPC-E500です。どうやら持ち運べるマシンが好みのようです。まあ、この2つはとっても使いやすかったし。遊べたし。

ともあれ、その後も会社ではQuarkXPressInDesignを使うので、あるていどMacには触っていました。
ただ、今回、久しぶりにプライベートな使い方をしてみて思ったのは、以前感じていたいわくいいがたいクセのようなものが少なくなって、わりと素直な、よく言えば使いやすい、悪く言えば普通の感じのマシンになったかなあというところです。

さて箱から取り出しました。
「うーん、銀色かあ、白色とかなかったんかいな?まあ、どーでもええか」
おや?
「なんや電源コードみたいなんが2本ついてるで」
どうやら短い状態で使うか、組み合わせて長い状態で使うか選べるというだけのようですが、よくわかりません。
まあ、いいや長くして使ってみよう。
「あ、本体と電源コードは磁石でくっつくんや。ええんか?PCに磁石入れてて。パソコンは磁石に弱かったと思うんやけどなあ・・・」
ま、メーカーがやってんのやから大丈夫でしょ。

マシンの蓋を開きました。
「ああ、トラックパッドにはクリック用のボタンとかないんや。パッドをタップして使うんやろうな」
ここらへんから困惑が始まりました。

「スイッチは・・・ああ、右上のこれか」
最初は各種設定です。
Wi-Fiは動いてる状態です。
「うん?決定するためのボタンを押されへんで。どうすりゃいいの?」
いろいろ試して。
「タブで選択を移動して、スペースで決定できるみたいやな」
とりあえず、それで設定は乗り切りました。
iPhoneを使ってるんで、AppleのIDは持ってるから、これまでのいろいろが流用できそうです。

とりあえず、デスクトップが出るところまではたどり着きました。
「あれ〜」
そうです。
「クリックできへん」
なにも選択できない。
カーソルはちゃんと動くし、画面の切り替えなんかもできるけど。
タップ。
ダブルタップ。
「うーん」
トリプルタップ。
「うーん」
トラックパッド乱打。
「クリックできへん」
どうしよう。
でも、初期不良とかではなさそう。ほかはちゃんと動くし。
「仕様やろうなあ。とりあえずトラックパッドの設定でなんとかなるかな?」
でも
「クリックできへんから設定を選ぶこともできへん」

・・・

「ああ、そうや」
F4を押してランチャーを出して、カーソルキーで移動して、設定を選択。
「これはできた」
タップでクリックにチェックが入っていない。
「うん、これのせいやな」
ここにカーソルを当てて、スペース。
・・・
「チェック入れへん」
ふぇ〜ん。
「どーすりゃええのよ〜」
その後いろいろ試すこと30分。

トラックパッドをつくづく眺めています。
「なんか、このパッド、微かにやけど、妙に膨らんでへん?」
おそるおそる押してみます。
タップではなく、ちょっと強めに。
ゴチッ。
「あ」
もいっかい押してみます。
ゴチッ。
「これや〜」
誰がトラックパッド押し込むなんて思いつけるねん!!!!!!
「でも、みんな、できてんのか」
「やっとですね、アホなご主人様」とAirくんが目を覚ましました。
「へぇへぇ、アホで悪うござんしたね」

さっきの「タップでクリック」にチェックを
「ああ、やっと入った」
ふう。

んではまあ、クリックもできるようになったことやし。
「とりあえずFreeMindでもインストールしてみよか(http://freemind.asia/index.html)」
「最初にやることがそれですか、ご主人様」
「だって、オレってFreeMindに依存しきってるからさあ」
「知りませんよ、そんなこと。どうでもいいです」
とりあえずサイトに行ってダウンロードしました。
「なんでβ版なんですか。安定版とやらの0.9.0を選ぶのがいいんじゃないですか?」
「せやけどさあ、ニンゲン、冒険心がないとアカンと思うんや、せやから危なっかしいほうがええんや」
「ええんですか?まあそれならええんですけどね」

さて、ダウンロードしたファイルをダブルクリック(うれしい!!)。
仮想ディスクが出てくるので、その中に入っているプログラムをプログラムフォルダに移動してからダブルクリック。
「このファイルは壊れているので、ゴミ箱に捨ててください」
「えっ?」
「捨ててくださいと言ってます」
「捨てました」
じゃあもう一回ダウンロード。
ダブルクリック(うれしい)。
「壊れてますよ」
「えー?そんなはずないやろ」
その後なんど試しても同じ。
これはもしかして、
「セキュリティが悪さしてるかも」
「セキュリティは悪さなんかしませんよ」
設定の「セキュリティとプライバシー」をクリック。
鍵を外し、「すべてのアプリケーションを許可」にチェックを入れます。
改めてダウンロードファイルをダブルクリック。
ちゃんと起動しました。
「たぶん、これで大丈夫やな」
セキュリティを元に戻しときます。
「やればできるじゃないですか」
「ふふん、何年パソコン使ってる思うてんのや。たいがいのことは自力で解決できるんや」
「クリックすらなかなかできませんでしたけどね」
「うっ!」

次はFirefoxのインストール(http://www.mozilla.jp/)。
Safariも悪くないと思いますがねえ」
「やっぱ使い慣れてるのがええよ」
「まあ、いいんですけどね。単に純正品を使うのがイヤなだけのようにも見えますが」
「うーん、そうかなあ」
これは問題なく、インストールできました。

次はテキストエディタの「mi」(http://www.vector.co.jp/soft/mac/writing/se331164.html)。
「会社で使い慣れてるからな。大量の置換とかがもう少し速かったらええんやけど、正規表現も使えるし、UTF-8もShift-JISも選べるし」
「説明的ですね」
「説明やからな」
ダウンロードファイルをダブルクリック。
「壊れてますよ」
「またかいな」
もう一度セキュリティをいじってインストール。
「やれやれ、融通きかんこって」
「そこがいいとこです」

「ドラッグ&ドロップをトラックパッドをカチッと押したままずるずるやんのは、ちょっと難易度高いんとちゃう?」
「ご主人様がヘボだからです」
「もうええよ、ヘボで。でも、こんなん繰り返してたら、すぐ壊れそうやで。なんとかなれへんの?」
「なりません」
いろいろ試すことまた30分。
ふと気づく「アクセシビリティ」。
「あ、トラックパッドあるやん、これでなんとかなれへんかな」
「あ、その手はありますね」
トラックパッドオプション。
「ドラッグを有効にする・・・んで、ドラッグロックあり、と。これでどないや」
試してみる。
「お、なんとかなりそうやな」
「なんとかなりそうですね」
ウインドウのタイトル部分をダブルクリックして、そのまま動かすとドラッグできる。
「うん、まあ、これだけでもいくらか使いやすくなったかな」
「そうですね、かゆいところにも手が届く私ですね」
「最初からそうしておいて欲しいような気もするけどな」

「さて大物、Dropboxのインストールもしとこう(https://www.dropbox.com/)」
「大物、ですか?」
「うん、そう、Dropbox自体より、それでアンタに流れ込んでくるファイルの量がな、それなりに多いからな」
「ちょっと怖いですね。わたし、ハードディスクじゃないんですよ、大丈夫ですか?」
「容量的には全然問題あらへんと思うけどな」
時間はかかりましたが、とりあえずは終了。

操作性もだいぶよくなり、とりあえず使うプログラムもインストールできた。
次はiPhoneとの連携かな。
「でもきょうはここまで」
「お疲れ様でした」

まあ、そんな感じでした。
なかなかしょーもないとこで苦労しましたが、なんとかかんとかやってけそうです。


■2日目

これを書いてます。


■3日目

「年賀状の時期でもあるし、作成できるようにしとこかな。自分からは書かへんけどさ、返事は出すから」
「メモリの無駄ですね」
「年に1度しか使わへんけど、ウチにあるプリンタがエプソンのやから、やっぱエプソンのツールを使おう」
サイトに行って、アプリケーションをダウンロード。今回は問題なし。
「ドライバも必要やな」
「あ、それは・・・」
ドライバダウンロードのページに行った。
「ん?」
おーや、プリンタを接続してスイッチ入れたら、自動的にダウンロードしてくれるらしい。
なので、そうした。
問題なし。
「つまらないですね、なんの問題も発生しないと」
「せやなあ」

「ああ、そうそう」
「いかがしましたか?」
「せっかくやから、青空文庫を読むためのリーダーも入れとこう」
iPhoneでいいんじゃないですか?あっちの方が手軽に読めますよ」
「そうなんやけどな、こっちでもなんでもできるようにしときたいんよ」
とりあえず検索してみた。
無料やと「AIR草紙(http://www.satokazzz.com/airzoshi-desktop)」ってのと「AozoReder(https://sites.google.com/site/aozoreaderapp/)」ゆうのが出てきた。
AIR草紙にはブラウザ上で読むためのサイトもあるようだ(http://www.satokazzz.com/books/)。これは便利かも。ともあれ、
「いったん両方ダウンロードして、使い比べてみよう」
「なるべくメモリは節約してくださいね」
「ええからええから、まだまだたっぷりやん」
「そう思えている間が花なんですよ」
「10ギガ切ったら、節約考えよう」
「え、そんなとこまで無駄遣いですか?最近のパソコン関係では10ギガなんてすぐですよ」
「まあ、せやな。すごいもんやと思うわ。むかしプログラム作ってた頃なんて、64キロもメモリがあったら広大な海のような感じがしてたもんやけどなあ、どないしたらそないにメモリ使えるねん、ってな」
「時代が違いますよ。時代遅れとしか言いようがないです。8bitニンゲンには困ったもんです」
「ともかく、インストールするわ」
AIR草紙にはAdobe AIRが必要なんやな、ということで、まずそっちをインストール。
で、次にアプリケーションをインストール。
Adobe AIRを介してなら「ファイルが壊れてますよ」とは言われないでインストールできるみたい。
続いてAozoReaderもインストール。
使い比べてみた。
どっちもなかなか使いやすい。
AIR草紙はファイルをダウンロードせずに読むのかしら?いずれ、いっかいオフラインで使ってみよう。知らんうちにダウンロードしてるかもしれへんし。
AozoReaderはマシンにファイルをダウンロードしてから読むようになってるみたい。
「ああ、AozoReaderは挿絵が見られへんみたいやなあ」
「そうみたいですね」
「モノじたいはこっちの方が好みなんやけど、愛想ないとこがええ」
「ツンですね」
AIR草紙はちゃんと絵が見える。牧野富太郎の植物関係の中で絵があるのを愛読してるんで、こっちになるかなあ」

■4日目

これの追加を書いてる。

■5日目

MacBookAirがやってきてから数日、家の中ではiPhoneを使わなくなった。
「おや、それは光栄の極み。まあ、兄弟ですから複雑な気分ですが」
ともあれ、一月一日になった。
「今年はよろしくね」
「あんまり酷使しないでくださいね。丈夫なタチではないもので」
「はいはい」
さ、どうなんでしょう?Macらしく脆弱なのか、案外タフなのか。タフであってほしいものです。
とりあえず、この文章はここまででいったん終了。