よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

産経新聞の役割


全国紙

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日本のメジャー新聞の中で

産経新聞って

ユニークな存在なんでしょうね。


体制寄りとか

右寄りとか

言うより

「ホンマにそうなん?」

と、

他と異なる視点を提示しようと

努力しているのではと

思えます。


朝日や毎日

購読している人には

併読お勧めです。


逆に

産経だけ

ゆうのも

偏りそうなんで

やっぱ

他との併読がええかも。


おもろいですよ。

特に朝日とは

ときおり

主張(他紙の社説にあたる)と

社説で論争してくれるし。

もっと徹底的にやってくれると

さらにええんやけど。


こういう

自己主張する新聞が

増えてくれたら

日本の新聞シーンはもっと

おもろなるかもしれまへんね。


ウチの雑誌、

特に「社会版」は

誌上で論争してもらおう

ゆうのも

重要なコンセプトなんで

けっこう醍醐味かも。

さりげなく宣伝。


あんま

さりげなくない?



と、上のようなことを考えていました。

現在(2008年10月)は、その上で、もう少しうがった見方をするようになっています。


産経新聞はおおむね体制寄りのように思われていると思います。

しかし、もしかしたら違うんじゃないだろうか、と。

産経新聞は、わざと体制寄りのように振る舞っているのではないかと。

朝日等、新聞はおおむね反体制の態度を取らざるを得ない部分があります。

行政の監視役でもあり、批判役でもある、そんな役割を新聞は持っているはずだからです。


でも、それだけじゃ、結局のところ一方的なものの見方となってしまいます。

新聞は世論を動かせる力を持っています。

一方的な考えに支配された世論は、結局のところ不健全。

それを防ぐために、あえて他の新聞を取ろうとしているのではないだろうか、と。


もし多くの新聞が体制寄りになったら、産経新聞は反体制になるのではなかろうか、と。

体制・反体制というよりも、あることについて一方的なものの見方が主になってきたなら産経新聞はそれを防ぐために、反対のものの見方を示すのでないだろうかと。

健全な社会を守るために、もしかしたら闘っているのかも。


もしそうなら新聞社自身が提示するメディアリテラシーの態度という感じもしますね。

ちょっとうがった見方すぎるでしょうか?

ただの天の邪鬼なのかもしれないですけどね。