よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

魯迅が消える?

フジサンケイビジネスアイ2010.10.02。

「中国では近年、中学・高校の国語教科書から『中国近代文学の父』と賞される文豪・魯迅の作品が削られる傾向が高まっており、議論を呼んでいる。」
とのこと。

だからといって魯迅の価値を低めるわけではないという意識はあるようです。
魯迅は難解」という認識もあるようなので、歴史の授業で教えるとか、国語でも名前だけは教えるとかしておいて、卒業してから読むという手もあるでしょう。

ある程度しかたのないことでしょう。
魯迅以降にも多くの優れた作家は登場しているでしょうから、その人たちの作品を掲載していくためには、それ以前の人たちの作品を少しずつ削っていくしかないということで。
これは日本でだって同じ。

ところで、この記事は「中国新聞社」の配信ということになっていますが、日本の中国新聞社ではないでしょうね。
中国に中国新聞社という新聞社があるのでしょう。
ウィキペディアの記事によると中国の話題を世界に配信する通信社のようです。