よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「赤紙」を届けた人

中日新聞2010.08.13夕刊。「赤紙配達 重い記憶」

第二次大戦で日本の召集令状(徴兵の連絡)は赤色をしていたので「赤紙」と呼ばれていたそうです。
赤紙が来たときの、受ける側の話はいろいろ読んだり観たり聞いたりしますが、それを届けた人の話はあまり聞いたことがありませんでした。
「兵事係職員」が届けたそうです。
ドラマなどでは個性を消して淡々とした存在であることが多いような気がします。
一種の「死の使い」という雰囲気でしょうか。

今回の記事は届ける側だった二人の人に対する取材でした。珍しいテーマかもしれません。
届ける側としての気持ちは、
「身が縮んだ」
「責任感が強かったが良い気持ちはしなかった」
やはり、淡々とした状態ではなかったでしょう。
すべての人が傷つくのが戦争でした。