よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「マのつくシリーズ」喬林知

ユーリくんはいきなり異界に飛ばされ、あなたは魔王陛下ですと言われた。
やたら正義感だけは強い彼が悪の大ボス?

(2006年04月18日読了)


今度は銭湯から流されたユーリくん。
人間どもを牽制するために牛も飛んでしまう魔剣を手に入れようと冒険の旅に出る。

(了2006年04月20日


ついに魔王のニセモノが出現?
なんとっ!無銭飲食で捕まったとか。
そいつが持っていたと言われる、失われた(ともっぱらのウワサ)の魔笛を求めてユーリくんはいつもの面々(ギュンターを除く)を引き連れ砂漠に乗り出した。

あいかわらず軽すぎて読みにくい文章でとうとうと語られる一大叙事詩

(2006年11月23日読了)
おんや、ボクの読んだのとは表紙がちがうなあ。
でも題名が同じなので同じ内容なのでしょう。

「マ」の抜けたリストを下に置きます。いや、抜けてないけど。


【アーダルベルト】フォングランツ・アーダルベルト。人間。敵対するはずだがなぜかユーリに好意的だが(人間界の感覚では)それほどいい人というわけでもない。グランツの若大将と呼ばれていた。かつてジュリアの婚約者だった。
【アニシナ】グウェンダルの弱みらしい。燃えるような赤い髪を持ち、赤のアニシナと呼ばれ、眞魔国でもけた外れの魔力を持つ三人の女性の一人。デンシャムの妹。魔族似てねえ二兄妹だ。魔法を戦いだけに使うのはもったいないと考え、日常生活への応用を実験している(実験台はギュンターになったらしい)。いろいろ変な発明品を持ってきてはギュンターを悩ませる。本当はグウェンダルの役目のようだが。
【ヴァン・ダー・ヴィーア】宝島。
ヴォルテール城】グウェンダルの城。王国の東に位置するらしい。
【ヴォルフラム】フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム。前魔王の三男。金髪にエメラルドグリーンの天使とみまごう超美少年。ウィーン少年合唱団OB?でも82歳。コンラッドに対しわだかまりを抱いている。なぜかユーリの婚約者になったらしい?しょっちゅう「わがまま注意報」が発令されるキャンキャン吠えるポメラニアン。ユーリを「へなちょこ」だと言うのが好き。
【カヴァルケード】人間の国。最近不穏な動きあり。
【ギュンター】フォンクライスト卿ギュンター。魔王の教育係。ユーリ命という人。またはユーリの裸を見てはなぢを流すあぶないヤツ。あらゆる美女を即座に虜にするであろう超がたくさんつく美形でサラサラ銀の長髪に紫の瞳だがユーリのことに関すると即座に大崩れしてしまう。ギャグメーカーとは言える。困ったときにはすごくいやな臭いのする占いをするのが趣味?
【卿】戦争に出て戦うものであるという意味らしい。
【ゲーゲンヒューバー】愛称はヒューブ。なんだか知らんが魔族似てねえ三兄弟に恨まれているらしい。魔笛を持ち出し逃亡したらしいからか?噂話を聞くだけでは魔族と人間の融和を望んでいるような感じなのだが…。
【グウェンダル】フォンヴォルテール卿グウェンダル。前魔王の長男。限りなく黒に近い灰色の髪に青い目。背が高くていつも不機嫌に冷徹そうで皮肉屋で超美形。ゴッドファーザー愛のテーマが主題歌だとユーリは思った。弱点はアニシナと子猫。どうやら小さくてカワイイものが好きらしい。できることなら知りたくなかったとギュンターが思ったある趣味を持っているらしい。
【血盟城】魔王の城。ということはユーリの城ということだ。名前の通り血みどろの過去が…あるわけではないらしいがさる理由から難攻不落。
【骨飛族(こつひぞく)】空飛ぶ骨格見本。「個」がなく、全員が一体。親戚に骨地族がいる。
コンラッド】ウェラー卿コンタート。前魔王の次男。なぜか「フォン」がつかない。超美形だが魔族の中では地味な容貌だ。どこかさばけた頼れるアニキ。「ルッテンベルクの獅子」の異名を持つ凄腕の剣士。
【鮫】ぼくらの世界では超肉食で食欲だけが泳いでいる危ないお魚さん。あっちの世界(眞魔国のある世界)では基本的にベジタリアンの人なつっこいヤツらしい?ってことは、もしかしてこの世界でイルカは…?油断できんゾ。
【渋谷有利】→ユーリ
【ジュリア】スザナ・ジュリア。コンラートと関わりがあったらしい。白のジュリアと呼ばれ、眞魔国でもけた外れの魔力を持つ3人の女性の一人。生まれつき目が見えなかった。
【ジルタ】魔族と人間のハーフの少年。十歳という話だが六歳くらいにしか見えないのはやはり長命の魔族の血をひき成長が遅いからか。
【眞王】初代の魔王。魔族を統一し創主と戦ったらしい。ヴォルフラムに似ている。
眞魔国】魔族の国。どうやらユーリが統治しなくてはいけないらしい。「偉大なる魔王とその民たる魔族に栄えあれああ世界の全ては我ら魔族から始まったのだということを忘れてはならない創主達をも打ち倒した力と叡智と勇気をもって魔族の繁栄は永遠なるものなり王国」というのが本当の名称らしい(一カ所間違えてるらしい)。
【砂熊】ユーリは「砂パンダ」だと思った生きもの。アリジゴクのような穴を作って獲物を引きずり込む。危険だが一流の剣士にとってはたいした敵ではない。
【双国の大賢者】眞王と対等の存在だった。彼がいなければ創主たちとの戦いとは勝てなかったろうと言われている。ユーリに似ているらしい(はなぢを出しつつギュンター談)。ユーリに言わせると黒髪に黒い瞳という日本人標準色以外は似ても似つかない。
【創主】神様のことかな?魔族が戦ったことあり。
【ゾモサゴリ竜】にゃあと鳴く。
【ソンダーガード】人間の国。
【ツェリ】フォンシュピッツヴェーク卿ツェツィーリエ。第26代魔王(前魔王)。退位し、現在は上王陛下。見た目は色っぽいネーちゃんだがグウェンダル、コンラッド、ヴォルフラムの実の母(父親はそれぞれ別)。黄金のツェリと呼ばれ、眞魔国でもけた外れの魔力を持つ三人の女性の一人。引退してからは自由恋愛旅行中。人呼んで「愛の狩人」。
【デンシャム】フォンカーベルニコフ卿デンシャム。カーベルニコフ地方を治める。商才に長けた抜け目ない男だが意外にも魔王への忠誠心は高くけた違いの額の税を納めている。
【ドラゴン】人間たちの乱獲により絶滅寸前となっている保護獣。
【ニコラ】かわいい女の子。結婚式のさなかにある凶悪な二人組の駆け落ち者に拉致されて逃亡した。ゲーゲンヒューバーと浅からぬ因縁があるらしい。
【ヒスクライフ】人間。こいのためならなにもかもすてられるひと(byベアトリス)。コンラートによるとかなり腕がたつようだ。
ヒルドヤード】人間の国。眞魔国と国交がある。
【プー同盟】さる秘密結社。メンバーであることがバレたら命があぶない。
【フォン】名前の頭にフォンがつくのは貴族ということらしい。人間のアーダルベルトにもついているのはなぜか?
【フォンシュピッツヴェーグ・シュトッフェル】ツェリの兄だが俗物。自己の地位のみを気にかけている。
【ベアトリス】ヒスクライフの娘さんかな。小さな淑女。
【ボイド】グエンダルの隊の副官。戦功をあげるタイプではないが人をまとめるのは長けている。豪商ボイド家の次男。
【法術士】人間の魔法使いのようなもんらしい。魔族が生まれながらに魔力を持っているのとは異なり、神の下に修行して特殊能力を身につける。
【法石】これを使うと法術が少し強力になるらしい。希少なので価値が高く、眞魔国の南にあるコナンシア、スヴェレラの貴重な特産品。希少なので貴重…。女の手でしか掘れない。
【魔族】美形が多い。
【魔族似てねえ三兄弟】グウェンダル、コンラッド、ヴォルフラムの三人のこと。三人とも前魔王にして現上王ツェリさまの息子。
魔笛】吹いたらなんかすごいことが起こるらしい。吹けるのは魔王(ユーリ)だけらしい。
【村田健】カツアゲされてたのをユーリが助けようとしそのせいで魔界に行くこととなった。と言ってもタイミングの問題だったわけだが。
【モルギフ】最終兵器といえる魔剣。牛も飛ばしてしまうらしい。メルギブではない。あんまりかわいくない顔がついていて、ユーリを脅かしたりかみついたり鳴いたりする。
【ユーリ】人間界での名前は渋谷有利(新宿不利)。母がNYで産気づいたとき乗ったタクシーの運ちゃんが名付け親らしいがその運ちゃん、じつはコ○ラ○ドだったらしい。ごく普通の日本人の高校生だが世界で初めて水洗トイレで流された人間となった。流された果てに行き着いた世界では第27代魔王(現在見習い中)。十人並みの器量だが魔族にとってはおそろしいほどの超美形らしい。時代劇「暴れ○坊将○」のファンで、魔王のくせに正義感だけはやたら強くそのせいですぐキレて失敗する。人間時代は野球好きでキャッチャーをやってた(補欠でしかもクビになった)。「へなちょこ」とは言われたくないらしい。少々ピンチに陥ってもどこかノーテンキな軽〜い現代っ子。ある意味大物かも。
【ヨザック】グリエ・ヨザック。魔族と人間のミックスでコンラッドの幼なじみでいっしょに戦ってきた。本人はお仕事の都合でと言ってるが女装好き?ミス・上腕二頭筋。現実的な考えの持ち主。ある意味頼りになるかもしれない。
【ライアン】コンラッドの隊の部下。砂パンダ(砂熊)との戦いの折りに一時行方不明となったが…。
【リック】船乗りを目指す人間の少年。彼のゆく末はどうなるのか?