よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

どこでも図書館


 家の中に本があふれかえって処置に困ります。ぼくは読書好きではあるけれど、けっして本好きというほどではないのです(もちろん、本として好きなのも、愛着があって手放したくないものもたくさんありはしますが)。

 以前はよく古本屋で売ってましたが、それも今はめんどくさくて。図書館に寄贈してもいいなとか(近所の図書館は蔵書が増えすぎて寄贈お断りのようですが)、たとえば駅なんかに誰でも置いていっていい本棚でもあれば置いていくんだけどなあとか思ってます。行きつけの喫茶店なんかがそんなことやってくれると嬉しいのだけど。ほな自分でやったら?と思ったりもするのだけど。

 そんな状況ですが、最近ブッククロッシングbookcrossing)という試みがあることを知りました。アメリカかどっかで始まったらしいですけど、ブッククロッシングの趣旨を書いたステッカーを本に貼っておき、喫茶店の席、公園のベンチ、電車の座席など、公共の場所のどこにでも置いていくというもののようです。で、それを拾った人は読んだらまたどこかに置いとくといった感じで次から次にまわしていくというもののようです。まあ、うっかりするとゴミを捨ててることになってしまうかもしれませんが。

 で、主催(というのかな?)しているサイトのようなものもあって、そこを利用すると(たぶん)ステッカーのIDから、これまでその本をどんな人が読んだかとか、どんな感想を抱いたかとか、そんな履歴がわかるそうです。ちょっとおもしろそうですね。ただ、日本でやってるのかどうかわからないので、存分に楽しむのは無理かもしれませんが。