「GOSICK」桜庭一樹

【本の帯】

【キャッチコピー】揺れ動く世界のなかでかがやいたひととき。

【内容】まっすぐな少年とちっちゃくて賢くて老成している謎の美少女ヴィクトリカがさまざまな事件に共に対することによって絆をふかめていく。

【10の要素】
 ・1924年から始まる物語。
 ・アンティークドールのような美少女が謎を解く。
 ・老成してクールでちっちゃな美少女が魅力の大半。
 ・謎は提示されるがミステリというほどのものではない。一種の冒険ものといえるか。
 ・少年少女の絆。あるいはラブストーリー。
 ・ヴィクトリカという存在の謎。
 ・つんつん頭の警部さん。
 ・密室殺人の謎から続く幽霊船の謎。
 ・占いが信じられる理由。
 ・猟犬と野兎。

【得したこと】わりといごこちのよい世界です。ゆっくり読みました。

【損したこと】アニメの方がモノとしてはデキが良いのではないかと思われます。キャラもアニメの方がそぐってる。小説はアニメよりわかりにくい感じ。ゆえにアニメは補完とはなりそう。もっともボクは先にアニメを観てしまっていたのでイメージがそっちで固定されてしまいました。

【名言】〈自分より弱いものを、守れ〉〈自分も弱くても、無理して守れ〉(p.218

【評価】ふつう

【読了日】2011年05月12日


この作品についての簡単なリストを下に置きます。


下のリストはネタバレがありうるでしょう。

アブリル
英国から聖マルグリット学園に留学している金髪の少女。一弥にちょっと惹かれているようだ。初代も二代目もほぼ同じ。
アレックス
QueenBerry号に集められた子どものひとり。ソヴュール人。
ヴィクトリカ
主人公。探偵役。人形にしか見えないゴスロリ美少女。「老婆のような声」となっているがアニメではそういうふうに聞こえない。パイプをたしなむ。ものごとの「欠片」を「再構成」して解き明かす。なぜか聖マルグリット学園に(ゆるく)幽閉されている。クール、老成、ツンデレゴスロリステロタイプではあるが魅力的な存在ではある。
占い
みんな占いが好き。それは当たるから。そのとおりですね。当たったと思い込みたがるから。当たったものだけが残るから。
QueenBerry号
豪華な客船にして幽霊船。
久城一弥
主人公。ワトソン役。「コワモテ」と表現されているがイラストでもアニメでもそうは見えない。この場合は「真面目」という程度の意味だろう。東洋の島国から聖マルグリット学園に留学しているまじめな少年。かなりの秀才だがヴィクトリカに言わせると「中途半端な秀才」。クラスメートからは「死神」と恐れられている。たいした理由ではない。軍人の名家の3男。兄2人は政治家の卵、学者として活躍中。やさしい。まじめ。ウラがない。おせっかい。誠実。子どもっぽい短気さ。最近のライトノベルなどではよくあるステロタイプの少年。臆病さはあまりなく前向き。
グレヴィール・ド・ブロワ
現在売り出し中の警部。頭がツンツンしている。犯罪好きの貴族の息子が無理やり警部にさせられたらしい。気ままな行動をとる。ヴィクトリカに頼り切りのわりには互いに存在していないかのように無視しあうがじつはヴィクトリカの腹違いの兄。
ジュリィ・ガイル
客船の客のひとり。気の強そうな若い女性。五歩歩いてはターンすることを無意識に繰り返すクセがある。
聖マルグリット学園
ソヴュール王国の学校。貴族の子弟がターゲットの名門。アルプスの麓にある。歴史があり怪談もたくさんある。
セシル
一弥たちの担任。ふわふわブルネットで大きな眼鏡。アニメの感じだとヴィクトリカの世話役でもあるらしい。
ソヴュール王国
聖マルグリット学園があるヨーロッパの小国。
大図書館
聖マルグリット学園にそびえる築200年以上の建物。欧州でも指折りの書庫。階段は迷路状になっているらしいがアニメでは普通の螺旋階段のように見える。最上階は植物園になっている。ヴィクトリカはふだんそこにいて本を読んでいる。図書館にあるすべての本を読むつもりらしい。
ネッド・バクスター
客船の乗客のひとり。有名な俳優らしい。
ヒューイ
QueenBerry号に集められた子どものひとり。そばかすの少年。
モーリス
客船の乗客のひとり。
ヤン
QueenBerry号に集められた子どものひとり。中国人。
リィ
QueenBerry号に集められた子どものひとり。14歳。
ロクサーヌ
近所で暮らしていた占い師のお婆さんだが殺された。お偉いさんが大挙して押し寄せていた名占い師だったらしい。下男がインド人で、メイドがアラブ人。