よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

稲生モノノケ大全 陰之巻|東雅夫|毎日新聞社|5250円

稲生モノノケ大全 陰之巻
あるとき、高いけど欲しい本が2冊あって、そのうちの1冊がこれだったのです。で、もう一方を買ってしまったのです。で、そのまんまいまだ買い逃しています。
かつて実際にあったとされる怪奇事件を描いた「稲生怪異録(稲生物怪録)」。ある家に次々と妖怪たちが現れ跋扈したというできごとのようなのですが、古今の文学者、芸術家たちが興味を示し、多くの作品が生まれました。そのアンソロジー。最近では『朝霧の巫女』というコミックスなんかがその手の作品のようですね。
太くて大きくて重い本です。持ち帰るのが大変なので選ばなかったのかもしれません。中身は意外に読みやすいように見えました。