よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

なんだか、別の世界に行っちゃうみたいな感じ

玄い女神|篠田真由美講談社ノベルス(p.28)
館までの深い森を通っているときの蒼のセリフ。まあ、アプローチって大事やもんね。

山は異界さ(p.28)

玄い女神ってパールヴァティーのこと?「3×3EYES」やね。あれ?今不意にカーリー・ドゥルガーって名前が浮かんできたんやけど、なんやったっけ……。ああ、「敵は海賊」の宇宙船の名前か。これは、女神の名前やったっけ?

その視線は遠い。なにかを探している目だ(なにか、ここにはないものを……) (p.33)

ぼくはよくこういう目をするそうです。ただの放心状態なだけなんですけどね。

でもカリの望みは叶える。それが私の法(ダルマ)。(p.126)

自分のダルマって持ってないからなあ。そういう人には憧れちゃう。たとえそれが歪んでいたとしても。

世のたいていの人々が夢中になっていることに、いっさい興味を示さないのが真の閑人なのである。

フィンガーボウルの話のつづき|吉田篤弘|新潮社|p.61より

なんにも興味を持たないからヒマなのだとは言えますが。いいですねえ。ぼくも閑人でありたいものです。えっ!?もうそうなんだってさ。
でもねえ、閑人たらんとすることは、すでに閑人でなくなってしまっていることかもしれませんねえ。

それゆえに きみよ 天まであがれ

天まであがれ!(2)|木原敏江・著|秋田文庫|1999年
新撰組のマンガ。皆が死んだほぼ最後に出てくる言葉。天真爛漫に生きた総司に対して、死んだ皆をともに天まで連れていってほしいと語る、たぶん作者のセリフ。

天まであがれ! (2) (秋田文庫)

おまえ、体んなかに、血じゃなくてコーヒー流れてんじゃない?

道〜ROAD〜|ルイス・サッカー/幸田敦子・訳|講談社|108ページより

状況はさほどかっこいいもんじゃないです。
どうしてもじっとしてられない「ぴくぴく」と呼ばれる少年。我慢に我慢を重ねても73数えるまでしかじっとしていられなかった、その直後に言われたセリフ。
でもコーヒーが血管を流れてるなんて、なんかかっこいいなあ、と。

なぜだかうれしい

「今のイラクにサッカーより大事なものがあることは私も知っている。(中略)それでも、イラク人はサッカーを必要としている」(朝日新聞5月13日夕刊)

イラクがサッカーでオリンピック出場を決めて、監督のベルント・シュタンゲさんが。