よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

電子辞書と紙の辞書

Image276.jpg電子辞書が壊れてしまったようです。
リセットを繰り返したらたまに動作することもあるという感じです。
もう10年近く使っていると思われるのでしかたないかもしれません。
修理は可能でしょうが修理するタイプのアイテムではないような気がします。
古い機種ですから同機能のものなら数千円で入手可能だろうと思われますし。

電子辞書はいつかは壊れるものでしょう。
その点紙の辞書は長寿命です。
かなり使用頻度は高いのに。
中学校のときの国語辞典は手軽な用字辞典くらいの感じでいまだ使うことはできます。
高校のときの古語辞典や広辞苑は新品同様です。
いずれももおそらくぼくの生命が尽きるときでもまだ問題ないでしょう。

紙の本は千年近く前のものでもまだ生きています。
モノとして。
しかし電子データはコピーを繰り返し千年万年維持することは可能でしょうがどこかうたかた感があります。
どこかホンマモンではない。
何か間違っているありよう。

化石系、電気系の技術の上に乗っかっている文化。
いつか尽きるだろう石油その他の資源、いつか終わるだろう電気。
そのとき代替する技術がまだなかったらすべては失われてしまうのかもしれませんね。
極論ですが。
可能性としては、ある。
惜しいですが、まあそれもさっぱりしていいかもしれません。

遠い未来その頃地球を支配している知的生物が、(我々の西暦で)2000年を超えたあたりから人類の文明は衰退しはじめたと推測するかもしれません?