よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

ルート66をゆく

五大湖のほとりシカゴから西海岸サンタモニカまで、米国の真ん中を横断する「ルート66」は典型的「保守」層が多く占める地である。キリスト教原理主義、中絶や同性愛の忌避、小さな政府を熱望…。米国の根幹をレポート。 (bk1より)


ルート66をゆく
松尾 理也著新潮社 (2006.3)通常2-3日以内に発送します。


 ※ 以下は産経新聞出版 http://www.sankei-books.co.jp/books/title/T0632000.htmlより

 平成17年4月から半年間、産経新聞に連載された「ルート66 保守のアメリカ」が、大幅加筆され、「ルート66をゆく アメリカの『保守』を訪ねて」のタイトルで平成18年3月20日発売。

 著者は産経新聞外信部の松尾理也記者。シカゴから西海岸まで3900キロを貫く「ルート66」を走り、これまで日本人の目に触れることの少なかった米中西部を主な舞台に、草の根に生きる「普通の人々」の暮らしを通して、超大国アメリカを動かす「保守」たちの知られざる素顔を明らかにしている。

 新書版、224ページ、定価735円。新潮社。

<目 次>

まえがき

1 ハートランドとは何か=イリノイ州シカゴ
  中西部人気質 米国社会の鏡 レーガンの生まれた土地 「赤と青」の二元論

2 心のすきま生める教会=ミズーリ州セントルイス
  非教派教会 重み増す福音派 神との距離の近さ 分け与えられる「良い知らせ」
   ジェネレーションX 神のコミュニティー

3 ひろがる進化論論争=カンザス州ガレーナ
  足跡の化石 モンキー裁判 人間はサルから進化した、だって? 
  インテリジェント・デザイン論 文化戦争のひとつ

4 最前線担う市民兵オクラホマ州オクラホマシティー
  ホーム・カミング シチズン・ソルジャー 黄色いリボン オクラホマからアフガンへ 幻の取引

5 草の根保守の群像=オクラホマ州オクラホマシティー
  四半世紀前、変化が芽生えた ブッシュはリベラル 気乗りしないサポーター
  「草の根」共和党大会 十代の論客 ホームスクールを選ぶ理由
  反体制運動としての保守主義 三つの円 「悪」としての政府 源流は公民権運動
  ジョージ・ウオーレスが蒔いた種 ブッシュは無慈悲

6 ノスタルジック・ルート=メキシコ州・アルバカーキ
  あの輝きを取り戻したい ふたつのモーテル グリーンチリとレッドチ リ
  60年代は本当に楽しかった

7 燃える国境線=アリゾナ州ダグラス 
  ゲーティッド・コミュニティー 君に降りかかったら、どうする?
  奴らは福祉と仕事を奪いにくる ドライブ・スルー ワイルド・ウェスト的冒険主義 
  移民問題は人種問題 新たな争点として 

8 「アメリカ」の争奪戦=テキサス州アマリロ
  ウディ・ガスリー肖像画 割りきれない両義性 「アメリカ」の殿堂

あとがき

主要参考文献


※ こんなサイトもありました。

700枚の画像で綴る ルート66旅行記
 http://www.geocities.jp/route66_us2004/


ROUTE66〜栄光と哀しみのマザー・ロード〜 (スカパー「旅チャンネル」)
 http://www.tabi-ch.net/overseas/route66/index.html