ある意味最悪の敵かもしれない。
夢の世界にとらわれた人々を救おうとして逆に自分もとらわれてしまったタンダ。
(2003年02月14日読了)
夢の世界にとらわれた人々を救おうとして逆に自分もとらわれてしまったタンダ。
(2003年02月14日読了)
夕暮れの光が、王城の裏庭を黄金色にそめている。(p.8)
シハナのたくらみでサーダ・タルハマヤとして
(2003年06月07日読了)
シハナのたくらみでサーダ・タルハマヤとして
(2003年06月07日読了)
今回はチャグムが主役の話。
旅人シリーズのときは佐竹美保さんが挿画のようで嬉しいです。
海の大国サンガルの援軍要請が新ヨゴ国へ。
違和感を覚えるチャグム。
罠と知りつつサンガルに向かうチャグムは結果的に強大な征服国タルシュ帝国と対面することになる。
(2006年03月17読了)
旅人シリーズのときは佐竹美保さんが挿画のようで嬉しいです。
海の大国サンガルの援軍要請が新ヨゴ国へ。
違和感を覚えるチャグム。
罠と知りつつサンガルに向かうチャグムは結果的に強大な征服国タルシュ帝国と対面することになる。
(2006年03月17読了)
守り人に関する簡単なリストを下に置きます。
- 青霧山脈
- カンバル王国がある。
- アズノ
- ロタ王国人のお婆さん。ススットの名手でラフラ(場をコントロールする人)を生業としている。
- 家船
- 海の民ラッシャローが暮らす船。
- オズル
- 新ヨゴ皇国聖導師候補3人内の一人。もうそこそこの年で、頭が堅く正論しか認めない。候補のうちのアテ馬的存在。漁夫の利を得られるか?
- オルラン
- コウイ・オルラン。サンガル海軍カルシュ諸島域司令官。
- ガカイ
- 新ヨゴ皇国聖導師候補3人の内の一人。第二皇子の血縁で野心ありあり。シュガを敵視している。
- カリーナ王女
- サンガル王国の王女。
- 狩人
- 暗殺者モードのときの帝の盾。
- カルシュ諸島
- サンガルにある海の難所。
- カンバル王国
- 新ヨゴ皇国の隣国のひとつ。バルサの故国。青霧山脈の奥深くにあり白摩石が特産。
- クールズ
- タルシュの宰相。
- サガン諸島
- サンガル王国の南の果ての島々。住民は海賊行為で生計を立てていた。タルシュによるサンガル侵攻の最初の犠牲者。
- サルーナ
- サンガル王国の王女。
- サンガル王国
- 海の王国。多くの島が集まって成り立っている。
- ジグロ
- バルサの養父。カンバルでもトップクラスの武人。友人との約束によりバルサを守る。それは親しき者たちとも殺しあう過酷な運命だった。
- 枝国(しこく)
- タルシュに征服された国々のことを言う。たとえば旧ヨゴ皇国は今はヨゴ枝国と呼ぶ。
- シュガ
- 新ヨゴ皇国の星読み博士。チャグムの教育係であり相談相手でもある。若くして新ヨゴ皇国聖導師候補3人の内の一人。エリートですねえ。
- ジン
- 「帝の盾」の一員。かつてチャグム暗殺を試みた。後には助けてくれた。
- 新ヨゴ皇国
- このシリーズの主要な舞台となる国。チャグムが皇子をやっている。皇帝は神らしい。
- ススット
- ロタ王国で人気のあるゲーム。ウォーゲームみたいな感じ。
- スマル
- バルサが14歳のときある隊商の警護で知り合ったベテラン用心棒。病み上がりで最後の仕事となった。バルサにとっては特別な存在となった。
- セナ
- 15歳くらいなのに船長さん。サンガルの元海賊。白ネズミのポイと仲良し。
- ターク
- 鷹の意。密偵などのことを言う。
- 旅人シリーズ
- 守り人シリーズの女用心棒タンダに助けられた新ヨゴ皇国の皇子チャグムが主人公の話。自分から何事かをしたがり、さらにまた正しいことしかしようとしないこともあり内にも外にも敵を増やすチャグム皇子を守ろうとするシュガも大変。いずれこちらにもバルサが参戦してくれることはあるか?たぶんあるでしょう。
- タルサン
- サンガルの王子。
- タルシュ帝国
- 各国を平呑していってる強大な侵略国。侵略した国々の人材も行政にまで組み入れられるようだからローマ帝国のようなタイプなのだろう。タルシュ人は赤銅色の肌に銀色の目をしている。新ヨゴ皇国とは赤道をはさんで反対の側にあるほど離れているようだ。
- タンダ
- 薬師。バルサのほぼ恋人だが、この、もうさほど若くもないカップルはかなり奥手で周囲と読者をやきもきさせる。
- ツアラ・カシーナ
- 船の魂の意。船長のこと。
- チャグム
- 新ヨゴ皇国の皇太子。王(父親)に暗殺されそうだったところをバルサに助けられて以来なんだか人格者へと変貌を遂げつつある少年。「旅人シリーズ」では守られる役ではなく、自ら活躍する主人公に昇格。父王にはいまだ疎ましがられているので相変わらず暗殺の危機は去っていない。
- チョル
- 紙巻き香。たばこみたいなもん。ヨゴ語ではチョウルと言う。
- トアキン
- バルサが14歳のとき警護したある隊商のリーダー役。
- トゥグム
- 新ヨゴ国第二皇子。三ノ妃の子。ミシュナの弟。チャグムの腹違いの弟。
- トーサ
- ハルスアン・トーサ。新ヨゴ皇国の海軍のトップ大提督。チャダムの祖父にあたり、影ながら何かとバックアップしてくれている。
- トーヤ
- 「なんでも屋」の主人。シュガの情報収集の場となっている。
- トルガル
- 新ヨゴ皇国を作った聖祖。
- トルクス・タガル
- 新ヨゴ皇国海軍でトーサの乗る旗艦の船乗り。
- トロガイ
- 場末にありながら当代随一と言われる呪術師。75歳を超える老婆だがまだまだ元気。お酒が大好き。バルサやタンダとは親しい。
- ナユグ
- この世界と重なり合うように存在する異界。ナユグの春はこちらの時間で100年続くらしい。
- ナロウズ・オル
- 新ヨゴ皇国海軍でトーサの乗る旗艦の船乗り。
- ニケ島
- タルシュはラッシャローの漂泊暮らしを禁じこの島に集め密偵として使っているらしい。それゆえラッシャローはだいたいタルシュが嫌い。
- 二ノ妃
- チャグムの母。
- ハザール
- タルシュの第一王子。タルシュでは成果によって王になる者が決まるので第一も第二もないが。それゆえハザールとラウルは仲が悪い。
- バルサ
- カンバル人の女用心棒。短槍の達人。守り人シリーズの主人公。
- ヒュウゴ
- アラユタン・ヒュウゴ。タルシュ軍トルアーン(三百人部隊長)。元ヨゴ皇国人なので新ヨゴ皇国とは人種的には同じ。≪嵐が、天をみがいていったんだな≫(「蒼路の旅人」p.211)
- ホイ
- 行商隊が盗賊に襲われ、守りきれないときには荷の一部を捨て荷として置いていく。盗賊も命がかかっているので、それで我慢することもある。
- ポイ
- セナのペット(?)の白いネズミ。
- 星
- ある程度移動したら星の位置が変わっているらしい。かなり近いところに星があるということになるのだとしたら、われわれの世界とは成り立ちからして異なるようだが、おそらく赤道をまたいだということだったと思われる。「蒼路の旅人」でチャグムはこの惑星を半周したことになるのかもしれない。
- マナン
- かつてサンガル最南端の港町だったが今はタルシュの領土で、かなりタルシュ化が進んでおり、チャグムはその街並みの素晴らしさに言葉を失うことになる。それでもタルシュにとってはただの一地方都市。
- 守り人シリーズ
- このシリーズのこと。旅人シリーズを除く。棒術の達人、女用心棒バルサ主役の話。いろいろ屈託を抱えたバルサがそれでも他人を助けたいと頑張る話。
- 帝の盾
- 新ヨゴ国皇帝直属のSP。暗殺者集団でもある。バルサですらかなり苦戦したことがある。
- ミシュナ
- 三ノ宮の姫。三の妃の子。トゥグムの姉。チャグムの腹違いの妹。開けっぴろげな笑顔にはチャグムも油断。
- ヤトノイ・ソドク
- タルシュの呪術師。ヒュウゴの相棒。ラスグの弟。
- ヤルターシ・コゥ・ラー
- 「海の恵みの子」という意味。サンガルのアマライ島の風習で、幸運がおとずれたときに妊娠していた女性のお腹の中の子。生まれたときから船で暮らし、長じたら船の頭となる。≪ほんとうに幸運の子だし、どんな不運がおとずれても、それを幸運にかえなくちゃならない≫(「蒼路の旅人」p.183)。セナがそれ。
- ユン
- 「帝の盾」の一員。かつてチャグム暗殺を試みた。後には助けてくれた。
- ヨゴ皇国
- 新ヨゴ皇国の本家。タルシュに滅ぼされた。
- ヨナ・ロ・ガイ
- ナユグにいる水の民。
- ラウル
- タルシュ皇帝の第二王子。小柄だが激しい戦士のようだ。指導者としても一流。ただ冷徹でもある。
- ラッシャロー
- ほとんど船上だけで生活する、海に生き海に死ぬ、国境の関係ない民。
- ラスグ
- 呪術師。サンガル王国を転覆させるのに成功しかけた。
- ラドウ
- 新ヨゴ皇国の大将軍。三ノ宮の姫や第二王子の祖父であり、チャグムを毛嫌いしている。
- ラハーン
- タルシュの帝都。あまり雨は降らないらしい。
- ルイン
- チャグムの近習の少年。船酔いするタイプ。
- ロタ
- 新ヨゴ皇国の隣の国らしい。