よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

ミーナの行進|小川洋子・著/寺田順三・絵|読売新聞

読売新聞連載中の作品。じつは小川洋子さんをまだ読んだことがないのです。読書好きの風上にもおけまへんな。
この作品もちゃんとは読んでません。からだの弱い、本好きで夢見がちな少女ミーナとその従姉妹?の「わたし」のこころあたたまる、でもどこか哀しげなお話でしょうか?違ってたらごめんなさい。
ぼくが毎回楽しみにしているのは挿絵のほうなのです。レトロっぽい味のある絵柄でなんだか嬉しくなってくるので飽きず眺めています。
あれ?ぼくはこの絵を知っている?ついさっきハタと気づいたのでこの文章を書いてます。うちにある『本の本』という、音楽がテーマの絵本30冊くらいを紹介した絵本…ただしぜんぶ架空の絵本…の著者だったんだ。
新聞小説が単行本になるとき挿絵がほとんど、もしくはまったく収められないのはさみしい。詐欺だ!せいぜいあとで画集として出ることがあるていど。縮小してもいいから、ぜんぶ入れてほしいなあ。新聞小説の魅力の半分は挿絵の魅力。
オンライン書店ビーケーワン:本の本