よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

人名に使える漢字

法制審議会の部会が今月発表した人名に使える漢字増量の見直し案で、名前に使うには根性のいりそうな漢字がいくつか入っていましたが、意見募集したところ1週間で300件苦情が来たそうです(日経新聞6月25日参考)。
多かったのが「糞」163件、「屍」140件、「呪」139件、「姦」112件、「癌」108件、「淫」85件、「怨」74件、「痔」50件、「妾」36件、「蔑」10件などだったそうです。
まあ当然といえば当然でしょうか?親はともかく、こんな字を名前に使われた子どもは、だいたいの場合、イヤ〜な思いをしなければならないでしょうから。
思うに、「これは使えますよ」というリストアップではなく、原則的に全ての漢字は使えるが「これは使わないようにしましょうね」という使えない(使わない)漢字をリストアップした方がいいのではないでしょうか。
それでは今後のコンピュータ化に対応しにくいですか?でも、TRONあたりだと、なんだかかなりたくさんの漢字を使えるようですから、その辺のOS採用してもいいと思いますが。