よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

ヒトクローン胚


ヒトクローン胚の研究が条件付で解禁になったとか。これはクローン人間につながる研究のようです。

当然のように、慎重に進めねばならないとか、やってはいけないとか、そんな意見が出てきています。

でもねえ、人類は「できそうなこと」をやらなかったことってないんですよねえ。たぶん。

だ、か、ら、クローン人間はいつか必ず誕生します。もし、それが本当に人類に可能な技術なのであるならば。100万人の科学者が自主規制しても100万1人目が作ってしまいます。そして、なし崩し的に増えていくでしょう。

ぼくらが何よりもまず考えねばならないことは、生まれてくるクローン人間をどうやって守るか、ということです。慎重論はその後ね。

生まれてくる子どもは、自分が世界中からうとましがられていると知ったら、せつないでしょう。生きていく気力が湧きにくいでしょう。まず、かれらが何の抵抗もなく生きていける世界を作っておかなければ。

それに、クローン人間なんて言っても、所詮は歳の離れた一卵性双生児。まったく同じ人間ができるわけもなし。やいのやいの言うほどのことでもないかもね?世界中の出生率が極端に低下したり、何らかの原因で男ないしは女ばかり生まれるような世界になったりしたら、反対なんて言ってられなくなって、世界中あげて研究進めてまうと思うし。