よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

ますむらひろし『アタゴオル物語』

◆ アタゴオルに住みたい ◆

自販機の裏の入り口を探しています。

猫と人。
深い森。
星や宇宙。
夢と笑い。
樹々や化石。
冒険と幻想。
そんなコミックス。
どんなコミックスでしょう?

アタゴオルは猫と森の世界。
不思議さとちょっぴりの残酷さが同居しています。

深い森におおわれた世界に 猫と人間がいっしょに(対等に)暮らしてます。
猫の中でも、大食いで何するかわからないのが ヒデヨシ。
周囲のそこそこまともな連中はえらい振り回されるわけですが。
それもおもろいし、オブジェなんかにまつわる謎が、星やら化石やらの、不思議できれいな結末を迎え、それがいい。

ずうぅっと前、ちょいと長い休みの直前に、何か読むものないかなと、本屋を物色していました。
当時は作者の名前も知りませんでした。でも、表紙を気に入って6冊ともまとめて買ってしまいました。
とっても 満ち足りた休みを過ごせました。
ちょっとした旅行でした。

ますむらひろしさんの作品は好きなのも多いけど 「ジャングル・ブギ」なんかも気に入ってます。
アタゴオルにもゲスト出演?していた ギルバルスゆう猫に惚れて、当時やってた「Wizardry」ゆうRPGでは魔法使える戦士作って同じ名前つけてました。

宮沢賢治の作品をマンガ化したのを集めた全集も持ってます。それもいい。