よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

2005-02-05から1日間の記事一覧

宿命の交わる城|イタロ・カルヴィーノ/河島英昭・訳/鏡リュウジ・文庫版解説|河出書房新社・河出文庫|900円|226頁|刊2004年01月|了2005年02月05日|幻小|

物言えぬ人々の集う城で、それぞれの物語がタロットの札を並べることにより、つづられる。 偶然だけど、ことばをうしなうというシチュエーションのお話が重なった。ラルフ・イーザウの登場人物はむりやりことばを取り戻そうと奮闘するが、カルヴィーノの人物…