よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

水は飛び散った

非常階段に水がたまったのでモップで拭いた。
おどり場の端っこの方は1センチくらいの高さの壁というか仕切りというのかそんなふうになっている。
慎重にやってるのだけどモップがそこに当たるたびに水が外に飛び散る。
下の絵(適当でスミマセン)の左の分のように。
さいわい下は人が通るような場所ではないので誰も被害は受けていないだろうとは思う。

ふと思った。

これは今回の津波と同じような形なのではなかろうか、と。
堤防で海からの水を防いでいるつもりだけど堤防があるゆえに勢いがついてしまうということもあるかもしれない。
後から後からやってくる波はボクがモップを押す力と同じ力かもしれない。
そして圧力がかかり波は勢いを増し被害が大きくなるということもあるかもしれない。
専門でないので同列に扱えるのかどうかはわからないけど。

自然に抵抗する、対抗する、そんな、力による形はやめたほうがいいのかもしれない。
結局勝てないのだから。
ゆるやかに減衰してもらえる、折り合いをつけるような形のほうが。
下の絵の右の分のように。
まあ、それをムダなスペースだと思うとできないわけだけど。