よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「食べログ」問題

佐賀新聞2010.09.09。

佐賀市内の飲食店が訴訟。
食べログ」に対して。
その情報が更新されず、古く、現状と異なる内容が無断で掲載されており営業妨害になっている、と。

これはとっても難しい話ですね。
たとえばこのブログにぼくがある店について書いたとして、その後のフォローを責任もってやれるかというと、ちょっとムリ。
内容が実情と異なるようになっていると気付いていたとしてもわざわざ修正しようとはしないだろうと思います。よっぽど思い入れのある店でないと。

食べログ」も、ビジネスでやってるとはいえ、基本ユーザーの勝手な記述をのせるというコンセプト(それだからこそ価値が出ているわけで)、どこまでその責任を問えるかというと・・・?

強いて何かするならば、その記事が記入された日付をとても目立つ形で明示するくらいでしょうか。現在は比較的目立たないので。
あとは記事が古くなっている可能性があるというコメントをどこかに放り込んでおくか。まあ、それも利用者はとりあえず理解しているとは思うのですが。

誰もが自由に、勝手に発信できる、今の状況の悩ましさですね。
まあ、結局のところ、この訴訟はちょっと無理だろうとは思います。その「今」を否定することになるから。