よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

ピアニストがすごく速く指を動かせるわけ


ピアノ演奏の映像などを見ていると、信じられないくらいの速さで指が動く。

自分で机をたたいてみると、指が絡まってしまう感じ。

だんだんぎこちなくなって、動かしにくくなっていく。

もちろん訓練のたまもののわけだが、なぜあんなに速く動かせるのだろう?

新聞記事に載っていました(岐阜新聞共同通信社2009年10月30日朝刊)

どうやら指の問題ではなく、脳の問題なのだとか。

練習を積むと、小脳や、大脳の運動野の細胞が増える。

ピアニストは脳細胞の数が一般人の1000億個より50億個多いらしい。

練習→ある速さで指を動かすための脳細胞の数が少なくてすむ→余りの脳細胞を使ってさらに速く動かせる

というような連環が発生する。

さらに、ピアニストは肩を動かして指の筋肉にかかる力を逃がし、筋力を使わず重力でひじを動かして省エネしているのだとか。

ゲーマーの指の動きも、同様のメカニズムなのでしょうね。