よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

繰り返し


  • ある行為を繰り返していると、その質はだんだん劣化していく。
  • その行為をなすことに対する熱や、意識が薄れていく。
  • なぜだろう。
  • ほとんどの人がこれには該当すると思う。ということはヒト(生物)に普遍的なことなのだろう。
  • ということはそういうあり方が生存に適しているということだろう。
  • 劣化するということは、無駄な部分がそぎ落とされてシンプルになっていくということでもある。ある意味洗練されていってると言える。
  • 何も考えていなくても、自動的に行なえる行為。
  • それは、素早く、かつ上手い行為。
  • 繰り返しは経験の謂でもある。
  • そんなとこだろうか?
  • ものごとを「適当」に処理できるようになるのは生物の本来のあり方なのかも。

  • 「省エネ」と「自動的」は生存のための重要な要素ではないかと思います。
  • パレートの法則」でしたっけ?ハチかアリかのうち7〜8割は常に怠けているっていう話。ある集団で熱心に働いている連中だけを集めて新たな集団を作っても、結局同じくらいの率で怠ける。
  • ああいう社会的な生物の場合、全体でひとつの生物と考えたらいいのかも。
  • 常に省エネ状態でいることが大切。
  • でないとイザとなったときに対応できない。
  • ゆえに、いかに省エネ状態になれるようにするかが生物の行動の規範になっているのかもしれない。
  • ハチの集団は、全体としての省エネ行動をして、常に余力を持たせているということでしょう。

  • 会社もそういうつもりで怠けている人を許してもいいのに?
  • そんな人がいられてこそ、集団のゆとりのようなものが生まれて、いいものが出てくるかもしれない。
  • ま、無理でしょうね。全員が目いっぱい働いてないと、人間は気がすまないらしい。
  • 行為の繰り返しが省エネモードに移行したら、それだけで怒られてしまう。