よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

ちょっとナナメから見た視点を提示する


東京新聞の朝刊に「ニュースの追跡」というコーナーがあります。

見開きを使って毎日掲載されています。

解説記事の一種だろうと思います。

いいコーナーです。


内容も充実していますが、それよりも、視点がいいと思います。

ちょっと皮肉っぽく、真面目ですが大真面目になりすぎなく、こんな見方もありますよ、と別の視点を提案してくるのです。

ちなみに、このスペースで毎年4月1日にはウソっぱちの記事を掲載したりしています。日本では珍しいエイプリルフール紙面ですね。これは余談ですが、そんなふうに自由な位置づけで作られている場所なのでしょう。


たとえば今回の新型インフルエンザについて書かれていました。

今ちょっと記事が手元にないんで日付がわからないですけど10日か11日付だったと思います。


厚労相が「冷静に」と呼びかけ続けているけど、厚労相自身が大騒ぎに加担して煽っているんじゃない?と。

あっ、そういえばそうかも、と思いました。

厚労相なんだから前面に出てくるのは当たり前と思って何の疑問も感じていませんでしたが。

舛添さん、ちょっとテンション高くなってるかも。

いかにもおおごとという表情と語り口で、そのせいでなんだか盛り上がってしまってるかもしれません。


そんなことに気づかしてくれることが、ままあります。

こういうのは充分、新聞の魅力になってくれるでしょう。