朝日新聞・奈良版2008.06.29によると、奈良県は住所地で集計した厚生労働省の統計では全国最低の自殺者数だとか。
記事では、なぜ奈良県で自殺者が少ないのか分析している。
- 脳疾患死亡率が極めて低い。脳疾患系は後遺症による負担もきついということもあるかもしれない。
- 「いのちの電話」の開設が古い地域の方が自殺率は低い傾向にあり、奈良県は全国でも古い方。
- 神社仏閣が多く、信仰心のあつさから生命を大切にする精神が根付いているかもしれない。
- アルコール消費量の多い地域の方が自殺者は多い傾向があり、奈良県は三重県と並び全国最下位のアルコール消費量。
- 地域社会の安定性。人口の流動性が低く互助の精神が残っている。
- 都市部が比較的近く、過疎化の進行が緩やか。
などがとりあえず考えられるらしい。
奈良県はいい観光資源を持っているのになぜか観光が下手らしく、旅館・ホテルの宿泊数は全国最低レベルらしいけど、なんかそういうおっとりしたところもいいのかもしれない、と考えたりする。
好きな土地のひとつです。