よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

『にゃんこ亭のレシピ(2)』椹野道流…講談社X文庫ホワイトハート〔630円|2005年〕

コギも店に出ることになった。夜の川の体験。お盆。
はてな年間100冊読書クラブ

オンライン書店ビーケーワン:にゃんこ亭のレシピ 2

評価「○」。

にゃんこ亭に関するリストを下に置きます。


【あいさつ】「あいさつ」って、うれしいもんなんや(byコギ)
【あわてんでもええがな】「都会の人はみんなあわてん坊やけど、ここでは誰もそないに急がへんで」(byサツオ)
【おきつね様】白い着物をまとう髪の毛の長い超美人。ふだんは稲荷神社にいる(かもしれない)。現在妊娠中。
【カツ】ゴータの祖母。ほとんど会うこともなかったが全財産をゴータに遺して亡くなった。
【銀杏村】ゴータの祖母の家があった村の通称。近辺ではこの方が通りがいいらしい。かなりの「ど」がつく田舎。ふしぎなことが平気で起こる土地。位置的にはおそらく兵庫県中央以北の山のど真ん中の村かと。
【ゴータ】主人公。190センチ、80キロ、27歳の、それなりに美青年。やさしい性格をしている。誕生日はクリスマスイブ。イタリア料理店でそろそろメイン料理も作らせてもらえるようになってたところに、祖母の遺産!?が。両親とももういない。高校時代に手芸部にいたという意外な特技を持ち着物の仕立て直しもお茶の子さいさい。
【コギ】とある少女。ゴータたちが里親として養育することになった6歳くらいに見える美少女。かわいい顔してめっちゃ関西弁。ゴータとサトルのそばにいるときっと素敵なことがあると信じている。
【サツオ】ゴータの祖母の隣人。隣といってもかなり距離はある。この人が鍵と手紙を送ってきた。奥さんと母親との三人暮らし。子ども2人の一人はもう嫁に行き、もう一人は遠くの大学に行っている。
【サトル】無賃飲食をさせろと命令したあげく、にゃんこ亭にいついて第1号店員となった。自称パティシェでコーヒーも上手にいれる。美形で口が悪い。ゲイ、ではなくバイだそうだ。いずれボーイズラブがある?
【シンジ】村で唯一の鮮魚店。銀杏村はど田舎だが山ひとつ越えたら日本海で意外に新鮮な魚が手に入る。
【真鍮の鍵】秘密の宝物庫の鍵、ではなくて、ゴータの祖母の家の鍵。これが手紙とともに送られてきたことからゴータの人生は一変する。
【ヌエ】サツオの母。
伏見稲荷】京都のおいなりさんの本社。全国のおいなりさんが集ってくる。
【フデコ】サツオの妻。
【村に呼ばれた人】何かの手違いでよそに生まれたが銀杏村に住むべき人間はやがてたどり着いて住み着いてしまう。そんな人を村人はこう呼ぶ。
【ポチ】一見イタチだが朗唱のクダギツネらしい。
【ヤスコ】養鶏場をいとなんでいる75歳を超えている小柄な女性。ここのニワトリは放し飼いにされ、適当なところに卵を生む。
【夕照寺】ゴータの祖母の法要を頼んだ寺。
【朗唱】夕照寺の住職。浄土真宗。きちんとした標準語をしゃべりフレームレスのおしゃれな眼鏡をかけ髪もはやしている銀行員のような若い僧侶。見た目通り元銀行員だったが、夕照寺に呼ばれていると感じ住職となる。本人に言わせればかつてここにいた住職の生まれ変わりではないか、と。