よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「ハリー・ポッター」J.K.ローリング

結局のところ、さほど特異な作品ではなかったと思いますが、なんでこんなに流行ったのでしょう?
なんかいろいろタイミングとかバランスとかが良かったんでしょうけど。
まあ、特におもしろくなくもないわけで、いくらかめんどくさい感じはありましたが、普通に読めましたけど。
ただ、もう少し爽快感は欲しかったかな?
学園モノに徹した方が良かったような気もします。

ハリー・ポッターの10の要素

  • 魔法学園モノ
  • 選ばれた少年
  • 強大な敵(ほぼ魔王)
  • 人間社会から逃れたがっていた主人公
  • 衝動のまま考えなしに行動してしまう主人公
  • 身勝手でわがままで、新たな魔王になってもおかしくない性格の主人公
  • ハリーとロンとハーマイオニーダンブルドアとハグリッド
  • 魔法使いや魔女たちやさまざまな魔法的事物
  • わりと陰鬱で主要人物でも死ぬ
  • ハーマイオニーの心、ロンの心

ホグワーツ魔法学校へようこそ。
親戚たちにいじめられるハリーは魔法使いの子供だった。
それもなんらかの特別な意味を持つ。

(2002年10月16日読了)


ほんとうに何者かを示すのは、持っている能力でなく、自分がどのような選択をするか…

(2003年04月13日読了)


アズカバンから脱獄した凶悪な囚人シリウス・ブラックがハリーをねらっているらしい。

(2003年07月14日読了)


上巻
三大魔法学校対抗試合が行われる。
制限があったのになぜかハリーが4人目の選手として選ばれてしまう。
なぜなのか?

(2005年09月05日読了)


下巻
苦労しつつ2つの課題をクリアし、最後の課題へ。
優勝!
と思ったそのとき・・・
厳しい未来が現れつつある。
学園モノの楽しさは薄れていってるようです。

(2005年09月07日読了)


ハリーは不機嫌だった。
ずっとずっと不機嫌だった。
誰も何も情報をくれず大嫌いな叔父一家の家でくすぶり。
やっとこさ出られたと思うと不死鳥の騎士団のアジトで掃除三昧。
マルグの前で魔法を使って査問会に呼び出されたり。
ダンブルドアすら自分をかまってくれない。
シリウスも自嘲ぎみだし。
ロンなんかが自分をさしおいて監督生になってしまう。
自分は偉いのか、そうハリーは自問し、偉いような気がしているのだけどそう考えてはいけないと思い直したり。



上巻は・・・
ヴォルデモートにかかわる重要アイテムを探しに行かねばならないハリーたちだが、死喰い人たちの攻勢に防戦一方。
そして・・・ついに魔法界全体が敵の手に落ちる。
逃げつづけるハリーたちだがわずかな隙をついて少しずつ探索を続ける。
しかし若い頃のダンブルドアに関するゴシップが明るみに出て(真実かどうかはわからないが)ハリーを激しく動揺させる。
はたしてダンブルドアは信じるに足る人物だったのか!?

下巻は・・・
ハリーたちは「死の秘宝」の存在を知る(ほぼ伝説で本当に存在するかどうかは不明)。
とうとう捕らわれたハリーはそこで悲しい事態に遭遇し少し成長する。
一方、あるものを探索しているヴォルデモート。
引き続きあるアイテムおよび死の秘宝を探索するハリーたち。
どちらが優勢になるか。
そして舞台はあのなつかしいホグワーツに。

予定調和的な終わり方とも言えるなあ・・・
長い話を読み続けた後にはちょっと残念な終わり方ではあるかな。
まあ、この方がいいのかな?

(2011年04月30日読了)


ホグワーツに関する簡単なリストを下に置きます。

アーサー・ウィーズリー
ロンの父。魔法省でマグル製品不正使用取締局に務めている。ハリーにとても好意的。マグルの作り出した機械も大好き。
アーチーじいさん
マグルの女ものの花柄のネグリジェを着て大事なところがスースーするのが好きな爺さん。
R.A.B
誰だかわからないが本物のロケット(分霊箱)を盗んだ人。
アズカバン
魔法使いの犯罪者を囚えている監獄。
アバーフォース
ダンブルドアの弟。
アメリア・ジョーンズ
魔法省・魔法執行部の部長。ハリーを審査することになった。公平な魔女と言われている。
アリアナ
ダンブルドアの妹。姿を見た者がいない。
アンドロメダ
トンクスの母。シリウスの従姉妹。
アンブリッジ
純血主義の魔女。魔法省の地位は高い。
ウィーズリー家
まっとうな、ふつうの、魔法使い一家。ハリーに好意的。父親は魔法省に勤めている。息子のロンはハリーの親友。一家そろって赤毛
ヴィーラ
ブルガリアのクィディッチ・ナショナルチームのマスコットになってる生き物。男性を魅了することができる。
ウィステリア通り
ダーズリー一家が住む通り。みすぼらしいのは罰すべきだと考えている小市民的な人々が多いらしい。
ウィンキー
クラウチ氏の屋敷しもべ妖精。
ヴォルデモート卿
名前を言えないあの人。ハリーのカタキ。ハリーの両親を殺し、ハリーをも殺そうとするがなぜか失敗し、死んだとされていたが、ほとんど能力を失い封じられただけだった。
憂いの篩い
過去の記憶をためておけるものらしい。ダンブルドアの部屋にある。
S.P.E.W
ハーマイオニー主催の「しもべ妖精福祉振興協会」屋敷しもべ妖精たちの自由を勝ち取るために突き進むのだ。もっとも、当のしもべ妖精たちがこれを喜ぶかどうかは不明。
鰓昆布
ドビーいわく、食べると水中でも息ができるようになるアイテム。
オリバー・ウッド
グリフィンドールのクィディッチ・チームのキャプテン。善人だが熱心すぎるのが鬱陶しくもある男。
オリバンダー
杖作りの名人らしい。
隠れ穴
ウィーズリー一家の家。
ガブリエール
フラーの妹。腰まで伸びたプラチナ・ブロンドの美少女で小型フラーと言える。ハリーに救われたことがある。
カロー兄妹
死喰人。
キングズリー・シャックボルト
背の高い黒人の腕利き魔法使い。「闇祓い」に就いている。不死鳥の騎士団のメンバー。マグルの首相の護衛なんかもしているようだ。
禁じられた森
ホグワーツのそばにあるが、けっこう危険なので入るのを禁じられている。最近では野生化した自動車が徘徊しているらしい。
クィディッチ
魔法使いたちが熱狂するスポーツ。
組分け帽子
ホグワーツに入った1年生は最初にこの帽子の判断で最適な寮に分けられる。ハリーはグリフィンドールかスリザリンか帽子が迷い、本人の希望でグリフィンドールとなった。「ドロロンえんま君」のシャポーだっけ?をほうふつとさせる。
クラウチ,バーティ
父親のクラウチ氏と同じ名前だが便宜上息子の方はバーティで。死喰い人の一員としてクラウチ・父自らの裁きでアズカバンに送られ、そこで死んだ。
クラウチ,バーティミウ
パーシーの上司らしい。謹厳な人らしい。パーシーは尊敬しているようで、二言目には「クラウチさんは…」という。
クラッブ
ドラコの腰巾着。巨漢。
クラム
ブルガリアナショナルチームのシーカー。ハリーを驚嘆させた名選手。
クリーチャー
ブラック家の屋敷しもべ。家を荒らす不死鳥の騎士団メンバーに反感を抱いている。
グリップフック
小鬼(ゴブリン)。ハリーが初めてグリンゴンツ銀行に行ったときに出会った。
グリフィンドール
ハリーのいるホグワーツの寮。勇猛なグリフィンドール(勇気)。有名な魔法使いの名前らしい。
グリフィンドールの剣
ホグワーツの校長室に飾られている由緒正しい剣。元はゴブリンのものだったという話もある。
グリンゴッツ
魔法使いの銀行。
グリンデルバルド
ダンブルドアが打ち負かした闇の魔法使い。
クルックシャンクス
ハーマイオニーの猫。
グレゴロビッチ
杖作りの名人らしい。
ケンドラ
ダンブルドアの母。マグルの生まれだとか。
ゴイル
ドラコの腰巾着。巨漢。
コーネリウス・ファッジ
魔法省のトップ。外面を気にする俗物でトップとは言いつつ、小物。おそらくハリーにとっては敵となる(単に邪魔な存在というだけかもしれないが)。
ゴドリックの谷
ハリーが両親と暮らしていた場所。どうやらダンブルドアもそこにいたことがあるらしい。バチルダ・バグショットもここに住んでいる。
ゴブリン
小鬼。工芸品を作ったりするのが特異のようだ。
コリン・クリービー
一級下の生徒。ハリーをヒーローだと思っている。
ゴルヌック
小鬼(ゴブリン)。
ザ・クィブラー
魔法新聞かなにからしい。「予言者新聞」のライバル?というほどでもなさそう。
三大魔法学校(トライウィザード)
ホグワーツ校、ボーバトン校、ダームストラング校。
三大魔法学校対抗試合
以前行われていたが死者が続出したので中止になった競技会。各校一人の代表選手が選ばれ、様々な能力を競う。
シーカー
クィディッチのポジション。他の連中とは異なり、■のみを追う。
ジェームズ
ハリーの父。少年時代はかなりイヤなヤツだ。明るくて行動的で他者の人気はあるようだが、チヤホヤされて傲慢で。スネイプを馬鹿にして。恨まれるのは当たり前。
シェーマス・フィネガン
ハリーの同級生。
死喰い人
ヴォルデモートの手下たち。
尻尾爆発スクリュート
ハグリッドが魔法生物の授業でこいつの飼育を課題にした。ランダムに手足があって、尻尾の爆発で進んだりするみたいだけど、記述だけではイメージがつかめなかった奇妙な生き物。なにみしなくても結局スクスク育つみたい。
ジニー
ロンの妹。かわいい魔女ジニー?ハリーのことが好き。「糞爆弾」や「コウモリ鼻糞の呪い」が得意。ずっと後にハリーの(ほぼ)恋人となる。
シニストラ先生
天文学の先生。
忍びの地図
ホグワーツ内で誰がどこにいるかリアルタイムにわかるすぐれものの地図。隠密行の必携。透明マントを組み合わせたら無敵のいたずらアイテム。
シャックルボルト
→キングズリー・シャックルボルト。
ジョージ
ロンの兄。フレッドと双子。いたずら者。そういえばP.G.ウッドハウスジーヴス・シリーズにもこんなやっかいな双子が出ていたっけなあ。英国では双子はいたずた好きなものなの?
ジョーンズ
ヘスチア・ジョーンズ。ピンクの頬をした黒髪の魔女。
シリウス・ブラック
アズカバンに囚われている凶悪な魔法使い。脱獄しハリーを狙っている?
姿現わし
瞬間移動の魔法。当局の免許が必要な高度な技。失敗すると体の部分をどこかに置いてきたりするハメに陥る。術をかけるときにバシッ!と大きな音がするのが欠点。
スキャバーズ
ロンのかわいがっているネズミ。
スクイブ
魔法使いや魔女の血をひきながら魔法を使えない人々。フィルチさんなどがそれにあたる。
スナッフルズ
シリウスが犬に変身したときの名前。
スネイプ
ドラコをひいきしハリーと嫌い合っている魔法薬学の先生。でも真の悪人というわけでもない。どこかしら躊躇とどっちつかずな感がつきまとう。
スプラウト先生
薬草学の先生。
スリザリン
ホグワーツの4つの寮のひとつ。俊敏狡猾なスリザリン(野望)。ドラコがいる。闇の魔法使いを多く輩出している。
セドリック
ハッフルパフのクィディッチチームのキャプテンだった。ハリーと対戦したことあり。そのときの勝敗はセドリックのチームの勝ち。
ダーズリー一家
ハリーが居候しているマルグの家。偏狭な性格でハリーをやっかいに思っている。魔法を信じたくない。
ダームストラング
ホグワーツと同じような魔法学校。闇の魔術を修得させている。ドラコはここに行きたかったらしい。
ダイアゴン横丁
魔法界の繁華街。魔法に関するアイテムならなんでもござれ。ホグワーツに入学するときはここで必要な学用品を揃える。
ダドリー
ハリーの従兄弟。甘やかされたデブ少年。
ダング
→マンダンガス・フレッチャ
ダンブルドア
アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドアホグワーツの校長。能力、人望ともに絶大。「名前を言えないあの人」が唯一恐れたとされる偉大な魔法使い。ハリーをひいきしている。
血みどろ男爵
スリザリン寮に住みつく幽霊。ピーブスを抑えられる唯一の存在。
チャーリー
ロンの兄。次男。ルーマニアでドラゴンの仕事をしているらしい。
チャリティ・バーベッジ
ホグワーツの教師。開明的。
チョウ・チャン
レイブンクロー寮のシーカー。とてもかわいい娘。どうもハリーは彼女にお熱らしい。
ディーン・トーマス
ハリーの同級生。ジニーの元ボーイフレンドのひとり。
ディグル
ディーダラス・ディグル。興奮しやすい性質のキーキー声の魔法使い。
吸魂鬼(ディメンター)
眼を持たない、魂を吸い取る鬼。アズカバンを監視している。ハリーを恐怖させる。
死喰い人(デス・イーター)
信頼できる筋からの情報によるとカルカロフがこれだと。で、いったいなんやったっけ。ヴォルデモートの支持者のようだが。
テッド
トンクスの父。マグル生まれ。
動物もどき
何かの動物になることができる魔法使い。どちらが本来の姿かは知らない。
透明マント
着たら完全に透明に。ハリーの必殺アイテム。覗き見に、いたずらに大活躍。
ドージ
エルファイアス・ドージ。ゼイゼイ声の魔法使い。
図書館
ハーマイオニーが定住している。ハリーとロンにはあまり行きたくない場所。
ドビー
マルフォイ家の屋敷しもべ妖精。ハリーに助けを求め忠告もする。心配性。
ドラコ・マルフォイ
ハリーと互いに嫌い合っている仲。それなのにすぐちょっかいをかけて痛い目に合う。負けつづけなのに自信家。優等生面のこすっからい男。顎の尖った青白い顔にプラチナ・ブロンド。父親ゆずりの純血主義でマグルの血をひいているハーマイオニーを見下げている。
トレローニー先生
占い学の先生。細い体に巨大な眼鏡にアクセサリーがいっぱい。ハリーの死をを予言してうんざりさせる。
トンクス
ニンファドーラ・トンクス。「闇祓い」に就いている若い魔女。「かわいい水の精ニンファドーラ」という自分の名前が嫌い。七変化(変身)が得意。騎士団員。父親はマグル。とてもおっちょこちょい。家事系の魔法は苦手。シリウスの従姉の娘。
ナギニ
ヴォルデモートのそばに仕える大蛇。どんな能力があるかは不明。ご主人様のためにエキスを搾り取られるらしい。
ナルシッサ
ルシウスの妻。ドラコの母。
臭い
17歳の成人になるまでは「臭い」があって人間界で魔法を使うと即座にバレてしまう。
ニック
「ほとんど首なしニック」グリフィンドール寮にいる幽霊。皮一枚で首がつながっている。
ニフラー
フワフワの黒いかわいい動物。光物が好き。水に潜るように土に潜ることができる。
ヌルメンガー
牢獄。そこに囚われているのは・・・
ネビル・ロングボトム
ハリーの同級生。猛烈ばあちゃん魔女に育てられている丸顔で忘れん坊の少年。「薬草学」だけは得意。
バーサ・ジョーキンズ
魔法省の人。行方不明。漏れ鍋みたいな記憶力に方向音痴で迷子になったと信じられているようだが?
パーシー
ロンの兄。まじめ一方のお堅い人間。上昇志向が強い。
パーシバル
ダンブルドアの父。マグルの若者を襲った罪で捕らえられアズカバンで獄死。
バーノンおじさん
ハリーの叔父。
パーバティ
グリフィンドールの女子生徒。ハリーの同級生。かわいいようだが。
ハーマイオニージーン・グレンジャー
ハリーの友人。優等生の女の子。マグルの血をひいていることに劣等感を抱いているようではある。何があってもハリーの味方だが、あまり報われてはいない。彼女にとってハリーは恋の対象ではなく、むしろあこがれの存在に近く、彼女のお相手はロンということになるのだろう。でも、ロンがハリーの敵にまわったらハリーを守ろうとしそうだ。ハリーが悪に染まり魔王になったとしても(更正させるつもりで)ついていきそうだ。
ハグリッド
巨漢の森番。ハリーのことが好き。危険な生き物を飼うのが趣味。夢はドラゴンを飼うこと(法律違反)。がさつだが人なつっこいいい人。3年生のときホグワーツを退学になりダンブルドアに救われた。
チルダ・バグショット
「魔法史」の著者。ダンブルドア家のことをよく知っているらしい。
バックビーク
ハグリッドが育てたヒッポグリフ。その後、ある人の手にわたる。
発見した人
ハリポタを発見したのは8歳の少女だったらしい。ふつうの編集者やったら「まあまあやけど、ふつうやなあ」とすぐに忘れ去ったやろうに編集長の娘である彼女は持ち込み原稿を読んで「メチャクチャおもろいから早よ続きよみたいわァ」と父親にせがんだという。
ハッフルバフ
ホグワーツの4つの寮のひとつ。温厚柔和なハッフルパフ(勤勉)。
ハリー・ジェームズ・ポッター
主人公。眼鏡の、貧相な少年。赤ん坊のとき、あらゆる魔法使いから恐れられているヴォルデモート卿を返り討ちにし、そのことで有名。そのとき額に傷がついた。ホグワーツからの入学案内が来るまで自分が魔法使いであることを知らず、親戚の虐めを甘んじて受け入れていた。好奇心は身を滅ぼすという教訓が身につかない運のいい少年。そしてハリーには第二のヴォルデモートとなる素質がある。(1)身勝手でわがまま(2)自分は常に正しい(3)感情的で(4)力を求める。
バンス
エメリーン・バンス。堂々とした魔女。
ピーブス
ホグワーツに住みついているポルターガイスト
ピックウィジョン
ロンのとこの伝書フクロウ。落ち着きがない。
ヒッポグリフ
上半身が鷲、下半身が馬のモンスター。
ビル
ロンの兄。長男。ホグワーツでずっと首席だった。グリンゴッツに勤めている。背が高くて伸ばした髪をポニーテールにしたかっこいい青年。
ビンズ先生
魔法史を教える幽霊の先生。
ファイアボルト
現時点で世界最高の競技用箒。
ファング
巨大なボアハウンド犬。ハグリッドの愛犬。
フィッグばあさん
ウィステリア通りのダーズリー一家の近くに住む猫好きのばあさん。ハリーと出会うたびにしつこく夕食に誘う。
フィルチ
ホグワーツの管理人。いつも生徒を怒ってる。無理もないとこもあるが。
不死鳥の騎士団
ダンブルドアが設立し、前回「例のあの人」と戦った秘密結社。存続中でダンブルドアのシンパはだいたい入っていると思われる。本部はさる人の実家にあり、おそるべき、わめき散らす肖像画がかかっているので大きな音をたててはいけない。だが、あらゆる防御魔法がかけられており、安全対策だけは万全。
太った婦人(レディ)
大きな肖像画。彼女に合言葉を言わないと寮に入れない。
ブボチューバー
ナメクジが直立したような気味悪い植物。つつくと出てくる膿はニキビの薬になる。
フラー
ボーバトン魔法学校の生徒。完璧な美女。三校対抗戦唯一の女性選手。
ブラック家
シリウス・ブラックの実家。マグル生まれを排除したい純血主義者。
フランク・ブライス
リドル家の館の庭師。屋敷の管理をしている。
フリットウィック先生
呪文学の先生。
フレッチャ
マンダンガス・フレッチャー。騎士団員。あまり頼りにならなさそう。本人がならず者なので、その道の情報に明るい。昔ダンブルドアに助けてもらったので彼を裏切ることはない。
フレッド
ロンの兄。ジョージと双子。いたずら者。
分霊箱
ヴォルデモートの魂を分割して封じた何か。これが無事である限りヴォルデモートは不死身。
ペチュニアおばさん
ハリーの叔母。幼い頃の愛称はチュニー。
ヘドウィグ
白いフクロウ。ハリーのペット。手紙を届ける。
ベラトリックス
ナルシッサの姉妹。
移動キー(ポート・キー)
瞬間移動するためにマグルにわからない用に隠された場所、物。ロンの家の最寄りのキーはある丘の上に捨てられているように見える汚い古長靴で、大勢でそれを取り囲んで触っているという奇妙な図となった。
ホグズミード村
ホグワーツの生徒の楽しみの村。
炎のゴブレット
三大魔法学校対抗試合の各校一人の代表選手を選ぶモノ。
ポドモア
スタージス・ポドモア。顎の角ばった麦わら色の豊かな髪の魔法使い。
マートル
「嘆きのマートル」。3階の女子トイレに取り憑いている女学生の幽霊。分厚いメガネをかけている。ときどき人をおどかしたり、配水管を流されたりする。けっこう世話になってるのに、ハリーはそっけない。まあ、無理はないが。
水中人(マーピープル)
ホグワーツの湖に住んでいる。
マクゴナガル先生
グリフィンドールの寮監。厳しく優しい魔女。
マグル
魔法使いたちは一般人のことをこう呼ぶ。いくらかの軽蔑をこめて。
ミス・ノリス
フィルチの飼い猫。性格悪し。まあ、猫やし。
ミリュエルおばさん
ロンの親戚。恐るべき107歳。
ムーディ
「マッド-アイ・ムーディ」の異名を持つ。ホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」の教師となる。暗鬱で不気味。かつて腕利きの「闇祓い(闇の魔法使い捕獲人)」で、アズカバンの独房の半分を埋めたと言われている。傷のある顔、大きくそげ落ちた鼻が過酷な戦いの歴史を刻んでいる。今は引退しているが被害妄想にとらわれているように思われている。
目くらまし術
他の人からは姿が見えなくなる術。透明になると言うよりも光学迷彩に近く、背景と同化するタイプの魔法のようだ。本人には何かゼリー状のもので覆われたように感じられる。
モリー
ロンの母。肝っ玉母さんといえる。ハリーを家族同様にかわいがってくれる。
屋敷しもべ妖精
屋敷に住みつきご主人様の様々な命令を聞く。ハリーが知っているのはドビーとウィンキーだけだが、ホグワーツには100人くらいいるらしい。自由にしてやるためにはきちんとした洋服を仕立ててやることだけだが、当の妖精はあまりそれを好まないようだ。「妖精ディック」が有名。
ヤックスリー
よくわからないがハリーたちの敵のようだ。おそらく死喰い人のひとりだろう。
屋根裏お化け
呻くことと涎を垂らすことしかできない臭いお化け。ロンの家には住んでいる。
闇の印
「名前を言えないあの人」のトレードマーク。描くにはなかなかたいへんな手順がいるらしい。
闇祓い
魔法使いの職業のひとつ。闇の魔法使いを捕らえる仕事で、ハリーが就職先として考えたことがある。
呼び寄せ呪文
遠くのものを手元に呼び寄せる。なかなか便利。熟練すればかなり遠くても見えてなくても大丈夫らしい。
ラベンダー・ブラウン
ホグワーツの生徒。
リータ・スキーター
「日刊予言者新聞」の記者。他人を中傷するのが得意。根拠があろうとなかろうと。
リーマス・ルーピン
ホグワーツの教師でハリーに「守護霊の術」を教えた。狼男。
リドルの館
リトル・ハングルトンの村にある荒廃したお屋敷。50年前リドル家の3人が一度に死んだ。
ホグワーツには4つの寮があり対抗意識を燃やしていた。それぞれ特徴があるらしい。新入のとき組分け帽子によりその者に最適な寮に入れられる。
リリー
ハリーの母。
ルード・バグマン
もとはクィディッチの名選手だったらしい。今は魔法省の人。ハリーは強い印象を与えられた。
ルーナ
ゼノフィリウス・ラブグッドの娘。ロンのご近所さんらしい。ロンいわく「いつでも希少価値だ」
ルーピン
リーマス・ルーピン
ルーファス・スクリムジョール
魔法大臣。
ルシウス・マルフォイ
ドラコの父。地位は高いが息子と似たり寄ったりのしょーもない男。ウィーズリーおじさんと仲が悪い。「名前を言えないあの人」に肩入れしているフシがある。
レイブンクロー
ホグワーツの寮のひとつ。賢明公正なレイブンクロー(賢さ)。チョウ・チャンがいる。
レストレンジ
昔、重罪で終身刑を言い渡された。
レプラコーンの金貨
数時間で消える。
ロウェナ・レイブンクロー
レイブンクロー寮の元になった魔女。
ロン・ウィーズリー
ハリーの友人。ソバカスだらけの鼻の高い少年。いかにも英国人って感じ。ハリーとバカコンビ結成。
ワームテール
ヴォルデモートの手下。イヤな感じ。