よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「Think〜夜に猫が身をひそめるところ〜」吉田音

著者はこの本を書いたとき中学生だったとか。マジ?
かなりのデキ。父上よりうまかったりして?あ、クラフト・エヴィング商會のお二人の娘さんだそうです。あの親にしてこの子ありというかんじですね。発想が近い。
でも架空の娘なんではなかろうかと、かなりの率で疑いはぬぐえない。

印象のいい本です。
カバーの色も好みだし、ちっちゃな猫のイラストもいい。
持った瞬間楽しめる予感。

シンクというクロネコが持って帰ってくる「おみやげ」から、猫がどこに行きどういう因縁のシロモノか推理する探偵局が設立された。

謎を解かないミステリがここに始まる。

(2004年09月22日読了)