よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「キノの旅」時雨沢恵一/黒星紅白・画

まだ記述が不揃いですがちゃんと順繰りに読んでいるのでボチボチと書いていきます。

喋る単車エルメスと旅を続ける少女キノ。
奇妙な国々のシニカルな結末。

エルメスは旅そのものなのだ。


(2004年読了)


(2004年読了)


(2004年読了)


《シズ様の旅は、特にどこかを目指している訳ではない。いや、どこかを目指してはいるのだが、それは場所という意味での“どこか”ではない。》(p.119)

(2004年05月24日読了)


《「キノはがめつい」》(p.29)
キノさんはがめついそうです。

(2004年06月18日読了)


キノさん壁画になる(かもしれない)。
師匠のもとにいた頃のキノさん(かもしれない)。

(2004年08月19日読了)


半分以上が「エピローグ」のラブリーな本。
全編が終わった後に続くページの多さが不気味。

おせっかいなシズ様の運命はどうなる?
謎の(たぶん)美少女は陸のシートに座れるのか?
以下次号につづく(たぶん)。

(2006年01月27日読了)


キノさんの卑怯さのゆえんがわかる巻。
シズ様も前巻でのティーのしうちにもめげずなんとか生きていました。

(2006年07月22日読了)




カバーの裏にまでお話が。
キノさん、エルメスさんの存在感はますます希薄になり視点の役割となっていく。
それでも彼女たちがいるかいないかは楽しさに大きく影響しているでしょう。
あの漫才がね。
お話の内容はますます星新一テイスト。
アイディアしだいというとこですね。
もうひと組の、少女と喋る単車コンビ誕生?

(2009年08月23日読了)


いつものキノさんたちの旅です。
安心してつきあえるでしょう。

すこし「学園キノ」の影響がでてるかもしれません?

いつもとちがう少しまともなあとがき(というか100質系)があります。

(2010年07月23日読了)


キノの旅に関するリストを下に置いておきます。


【相棒】ちょっと背の低いハンサムな男。自壊しそうなオンボロ車で旅をしている男女の下っ端の方。過去にかなりヤバイことをやってたもよう。なぜ師匠についてきているのかは不明。
エルメス】キノとともに旅をしているモトラドで、しゃべる。彼がしゃべるのでこの作品は基本的に漫才となっている。自分だけでは動けないわけなので無理やり旅に引っ張りまわされているかたちだがその暮らしについて特に不満はないようだ。本質的に旅が(走り回ることが)好きみたいだ。エルメスは旅そのものなのだ。
【キノ】モトラドエルメスとともに旅している少女。だいたい誰にも負けない腕を持つガンマンだがとてもがめついらしい。ひとつの街に3日だけ滞在すると決めている。もらえるものはなんでももらうしもらえないものももらえそうならもらう。
【師匠】自壊しそうなオンボロな黄色い車で旅をしている男女二人づれの偉い方。長い黒黒髪。銃器の名手。いまだキノたちと出会っていないのでこの人がのちにキノの師匠になった可能性が高い。
【シズ】バギーで旅している緑のセーターを着ている青年。飛んでくる銃弾をたたき落とせるほどの剣の達人だがキノには勝てない。相棒は陸とティファ。
【旅人にとって必要なもの】キノいわく「自分への愛情」。
【タダ】キノさんはタダのものが好きだ。でもこの作品ではだいたいみんなそうだ。誰かが言った「タダで物をもらった時は心の底から礼を言え!」
【ティファナ】愛称ティー。シズが「船の国」で出会ったおそろしく無口で無愛想な少女。真っ白な肌に髪、透明感のあるエメラルドグリーンの瞳。記憶力がすごい。その後結局シズにくっついてきてレギュラーとなりそう。最近はなぜか手榴弾がお気に入り。
【パースエイダー】銃器。ハンドパースエイダーはピストルみたいなもん。
モトラド】単車みたいなもん。すべてのモトラドが話をするのかどうかは不明。
【陸】シズとともに旅する白くてフワフワの犬。いつも笑っているような顔をしている。ふつうにしゃべる。最近ティーにバギーの定位置を奪われた。