数年前、蔵書のうち千冊ほどのお気に入りを除いて、ほとんどの本を友人の古本屋に売ったのですが、いまになって売らなければよかったかなあと思っている本を三冊(三セット)。
いずれも入手が難しいわけではないですが、一度売ったものを買い戻すのもなあという気もします。
夢をみた。青年の特注品だった革の鞄は必要なものがすべて入りカユいところに手が届くお気に入りだったがあるとき後輩にだまされ奪われた。「先輩は五年間この鞄と付き合ってきたのだから、もう僕がもらってもいいはずです」とかなんとかわけのわからないことを言われ。そのまま海外に移住した後輩はのちに著名なライターとなり死後の回顧展で「苦楽を共にした相棒」として展示されていた鞄を過去からタイムトラベルしてきた青年が見て「僕のやったんやけどなぁ」とつぶやいた。過去に戻ると旅行中に知り合った実業家の老人が「鞄を取り戻してきてやる」と海外に行く準備をしているところだったがお付きの秘書たちが身体を心配して一所懸命止めようとしていた。
鞄。
ゴミ袋のように、
なんでもかんでも、
適当に、
放り込んでしまえたら。
そう思った。
トートバッグがよさそう。
それも、
なるべく大きなの。
もらいもののトートある。
でも素材が好みじゃない。
だから、
コットン系あるかもと、
無印良品へ。
あったので買った。
なにやら二重に割引で、
思ったより安く手に入った。
よかったよかった。
あとで見ると柿渋染だつたらしい。
イメージする柿渋染と色がちがうけど、
いろんな色を使えるように
なってるのかもしれない。
これから当分、
こいつがメインのバッグになるだろう。