よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

天野こずえ「ARIA」

まだ抜けがありますが、後日入れます。

天野 こずえ
マッグガ-デン
発売日:2003-10-03

「ARIA」の前作。

灯里さんがアクアに着いたところから始まる。
おっとりした灯里さんが憧れの職業ウンディーネ(水先案内人)を目指す。

気持ちがラクになっていくお話。
この作品をよんだあとは、しばらくぼんやりしていたくなってしまいます。

天野 こずえ
マッグガ-デン
発売日:2003-10-03

初めて体験することばかりなのに懐かしい「きゅっ」を感じる星アクアでの灯里の生活は続く。

イヤ、いいです。このお話。
「ARIA」も購入決定ですね。
ヨコハマ買い出し紀行」が好きな人ならこれも好きになるでしょう。
あれが嫌いな人はこれの方がもっと嫌いかもしれません。

不便だからうれしく、待ちぼうけも楽しい水の惑星アクアでウンディーネをめざす少女灯里(あかり)たちの穏やかな暮らしを描く。

天野 こずえ
マッグガ-デン
発売日:2003-03

水の惑星アクアの冬。
宝物のようだった一年を振り返る灯里。


天野 こずえ
マッグガ-デン
発売日:2003-07-10

アリス登場。
晃登場。
春を探しに灯里とアリシア
宝探しで街を歩き回る灯里、藍華、アリス。

ネオ・ヴェネツィアの魅力を探す一冊。


アニメでもおなじみのヒーリングコミックス(?)の第4段。
今回はAQUAの幻想的で牧歌的な夏が描かれます。
元気なシルフのウッディーと伝説のウンディーネだったグランマが登場します。

いまだに郵便にこだわっている住人たちが多い街ネオ・ヴェネツィア
役に立っていない左手におしおきキャンペーン中のアリス。
アテナさんようやく登場。
流星群見物に夜のネオ・ヴェネツィア探検する灯里、藍華、アル。
晃さんの特別指導。
サン・マルコ広場を楽しむ達人と遭遇。



藍華の髪に事件。これ以降ショートカットとなり春の新しい始まりです。
マンガ的にはほかとキャラがかぶりにくいようにという配慮のようにも見えますが。

ふだん気がつかなかったさりげない「素敵」をいっぱい発見する灯里。
会社で孤立していると感じているアリスにアテナ先輩は・・・。
知り合いの多い灯里の知られざる生活を暴くため藍華とアリスの水上バスでの追跡が始まった・・・。
短くなった髪をまだアルくんに見せてなかった藍華は・・・。
小さい頃人造人間だった暁は・・・。







ARIAに関する簡単なリストを下に置きます。


【あ】このお話では名前が「あ」ではじまる人が多いですね。
藍華(あいか)】姫屋でウンディーネ修業中。16歳。じつは姫屋の跡取り娘。よその会社のアリシアに憧れているがむしろ同じ会社の先輩、晃に近い。気の強い現実的なタイプだがついつい灯里のペースに巻き込まれる。灯里との漫才ではツッコミ役。「恥ずかしいセリフ禁止!」。暁は彼女のことを「ガチャペン」と呼ぶ。地球の海底にいる伝説の幻獣らしい。中華ふうの美しく長い黒髪だったがある事件を境にショートカットとなる。
【暁】生まれも育ちも浮き島のサラマンダー見習いの青年。アリシアさんLOVE。灯里のことを「もみ子」と呼ぶ。ポニーテールなので藍華は彼のことを「ポニ男(お)」と呼ぶ。二人はアリシアをめぐるライバル関係?現在のところ灯里の、将来の夫候補No.1に位置する?フルネームは出雲暁。
【灯里】水無灯里。主人公。ネオ・ヴェネツィアウンディーネを目指す少女。水の都なのに水無さん。藍華ちゃんとの漫才ではボケ役。「私も のんびり大好きです」
【晃】姫屋のトップウンディーネアリシアと並び水の3大妖精と呼ばれる一人。
【アクア】惑星アクア。元は火星と呼ばれた太陽系第四惑星。150年前に実施されたテラフォーミングによる極冠部の融解により地表の9割が水で覆われることになった。「絢爛舞踏祭」みたいですね。1年は24ヶ月。
アクア・アルタ】毎年決まった時期に発生する高潮現象。この時期はネオ・ヴェネツィアの都市機能は麻痺するのでみんな家でのんびりする。これが終わるとネオ・ヴェネツィアも夏。
【アテナ】「オレンジぷらねっと」のウンディーネ。ふだんは平らなところでもよく転び大事なことから忘れていくとってもぼんやりさんのドジっ子。じつは「水の三妖精」の一人にしてこの人の舟謳(カンツォーネ)はまさに天使。「今だってまんざらじゃないわよ」
【AMANO COMPANY】公式ホームページ。http://aria.sunnyday.jp/
【綾小路51世】→ウッディー
ARIAカンパニー】灯里さんが下宿することになったウンディーネの会社。
アリア社長ARIAカンパニーの社長。火星ネコ。社員に模範を示そうと日々奮闘努力(ジャマ)している。ドライヤーが苦手で袋の中に入るのが好きでヒメ社長が好きだけどむくわれない。「にゅっ」。
アリシアARIAカンパニーのウンディーネ。会社に住んでいるわけではないみたい。水の3大妖精と呼ばれる有名ウンディーネの一人。私生活ではときどき素敵なメガネっ娘。「あらあら」「うふふ」。
【アリス】「オレンジぷらねっと」でウンディーネ見習いをしている少女。登場時14歳で学校に通いながら見習をしている。かなりのゴンドラ漕ぎの天才。ネオ・ヴェネツィア出身。「AQUA」ではいきなり登場。「ARIA」では3巻目でようやく登場。「でっかいお世話です」
【アル】ノームの少年(一見)。まだ半人前。おやじっぽいダジャレが好き。小さく見えるがじつは19歳で灯里や藍華よりも年上。藍華が(たぶん恋を)意識しはじめる人。
【ヴァポレット】→水上バス
【ヴォガ・ロンド】ネオ・ヴェネツィアの秋の終わりを飾る大イベント。32キロの長距離レースだが順位はあまり関係なくプロアマ問わずのんびり完走を目指す。
【浮き島】ネオ・ヴェネツィア上空に浮いている島。気象管理をしている。島全体が都市でもある。ここから見る花火は眼下に咲く「光のお花畑みたい」(恥ずかしいセリフ禁止)。
【ウッディー】本名は綾小路51世。浪漫飛行社勤務のシルフ。空を飛ぶことを「泳ぐ」と言う。語尾に「なのだ」をつけるのが癖。暁とは家が隣どうしの幼なじみ。アニメを見ていて、主要な人物の中でこの人の名前だけが「あ」で始まらないと思っていたら本名ではなかったのねー。TVアニメでのcvはうえだゆうじさん。
ウンディーネ】水先案内人。ネオ・ヴェネツィアで観光客相手にゴンドラでガイドをしている女性たち。
オレンジぷらねっと】ここ10年ほどでのしてきた新興の水先案内店で社員数も多く姫屋と勢力を二分している。ここ数年売上のトップ。アリスが所属する。
カーニヴァルネオ・ヴェネツィアカーニヴァルは地球のヴェネツィアのものをそのまま踏襲して仮面をつけるもの。だれも正体を知らないカサノヴァと呼ばれる大きな仮面の人物が現れ一番の人気者。
【階級】ウンディーネになるための段階は両手に手袋をつけている見習い(ペア)から片手に手袋の半人前(シングル)を経て両手とも手袋なしの一人前(プリマ)へと昇格する。
【影追い】サン・マルコ広場オープンカフェではワインの味を変えないために太陽の運行に合わせて影を追って場所を移動する伝統がある。
【火星ネコ】大きい。しゃべれないが、知能は人間並。
【カフェ・フロリアンサン・マルコ広場にあるオープンカフェで「サン・マルコ広場を楽しむ達人」さんが棲息している。
【舟謳/カンツォーネウンディーネたちがゴンドラを漕ぎながら歌う歌。この第一人者はオレンジぷらねっとのアテナさん。
【希望の丘】郊外からネオ・ヴェネツィアが一望できる高台。ナイショの用途あり。
【逆漕ぎ】ウンディーネは自分がゴンドラの後ろに立つようにして漕ぐが、灯里は自分が前に立って漕ぐのが得意(お客さんの視界を遮ることになるタブーなので意味はない)。
【グランドマザー】アリシアたち現在の水の三大妖精以前30年にわたって君臨した伝説になっている水の大妖精。グランマと呼ばれ水の妖精たちに慕われている現在は城ケ崎村に住んでいるかわいいおばあちゃん。アリア・カンパニーの創設者でもある。ウンディーネの中でおそらく灯里だけが知らなかった。
【ケット・シー】猫の王様。地球では伝説だがアクアには実在する(かもしれない)。
【サラマンダー】火炎之番人。浮き島で気象管理をしている人のこと。アクアは本来寒いので釜で焚いた熱を星に供給して住めるようにしている。
サン・マルコ広場】「世界で一番美しい広場」とマンホーム(地球)のサン・マルコ広場にナポレオンが贈った言葉があるらしい。それを模して作られたネオ・ヴェネツィアサン・マルコ広場には「サン・マルコ広場を楽しむ達人」が住みついている。彼が灯里に「幸せの達人さん」という言葉を贈った。
【社長】ウンディーネの会社は青い瞳のネコを「アクアマリンの瞳」として会社の象徴としている。
【城ケ崎村】地球の古き良き日本の田舎をモデルに作られた地域。引退したグランマが住んでいる村。
【シルフ】エアバイクで街じゅうを飛び回り物資の運搬をしている者たちがシルフ。物流をつかさどっている。風追配達人。
【シングル】半人前のウンディーネ。プリマ(一人前)の船に同乗できる。またプリマが同乗していれば黒いゴンドラでお客さんを運ぶこともできる(格安料金)。
水上バス】ヴァポレット。ゴンドラとは異なり大勢の市民の足となっている乗り合い船。藍華は地元民なのに乗ったことがなかった。《何だか緊張感を削がれるというか間が抜けてる乗り物ねー》by藍華。《灯里はこの水上バス(ヴォポレット)みたいな奴なのよ》by藍華
【素敵】《灯里ちゃんが素敵だから この世界がみーんな素敵なのよ》byアリシアさん。《素敵なものは無限大なんだから》byアリシアさん。
【長老】→郵便屋さん
【手紙】「何より内容によっては一生−−−手に触れることのできる宝物になりやがるんだ(by郵便屋さん)
【年越し】ネオ・ヴェネツィアの年越しはものを投げて爆竹を鳴らし広場に出て豆料理を食べながらみんなで大騒ぎしながらお祝いする。
【にゃんにゃんぷう】アリア社長が好きなTV番組。毎週金曜午後5時30分から猫のヒーローが活躍する。「肉球キーック!」
ネオ・ヴェネツィア】惑星アクアの都市。地球のヴェネツィアを模して作られた(地球のヴェネツィアはもうなくなっているみたい)。そのわりには和風の風習がけっこう入り交じっていたりする。
【猫の王国】地球のハイランド地方の伝説ではケット・シー=猫妖精(胸に白ブチのある牡牛くらいの大きさの猫の王様で「ファイナルファンタジーVII」でもおなじみですね)が治める王国で猫の集会が実施される。火星のケット・シーは火星猫のケット・シーなのでしょうか?
【ノーム】地重管理人。普段は地下で暮らし、本来地球の1/2しかないアクアの重力を1Gになるように管理している人たち。地表に出てくるときは黒いコートにサングラスといういでたち。
【ヒメ社長】姫屋の社長。地球ネコ。アリア社長の想い人(ネコ)。でも敬遠されてる。
【姫屋】ウンディーネの会社。ネオ・ヴェネツィア最大で創業100年以上の老舗。藍華や晃がいる。
【プリマ】一人前のウンディーネのこと。白いゴンドラを操りお客さんを運ぶ。
ヴェネツィアン・ガラス】マンホーム(地球)のヴェネツィアン・ガラスを復興させ、ネオ・ヴェネツィアで作られている美しいガラス工芸。心ない人は偽物にすぎないと言っているらしいが。「この世には嘘モノはないって思うんです」by灯里
【ボッコロの日】男性が愛する女性に一輪の薔薇を贈る風習。
【待つ】「わたし 待つの嫌いじゃないので」by灯里。
マルコポーロ国際宇宙港】ネオ・ヴェネツィアにある宇宙港。
【マンホーム】地球のこと。
水無灯里】→灯里
【水の三大妖精ネオ・ヴェネツィアに三百人以上いるウンディーネたちの中でも卓越した能力と実績を持つカリスマ的な三人のウンディーネがいる。アリア・カンパニーのアリシアさん。姫屋の晃さん。オレンジぷらねっとのアテナさん。灯里、藍華、アリスの仲良し三人組はその三大妖精ととても近しい(藍華とアリスは同室、灯里は二人っきりの会社)。
【もみ子】暁は灯里のことをこう呼ぶ。もみあげが立派だからだとか。
【桃のカクテル】きれいな瓶に入っている甘くてアルコール度の低いお酒。温泉につかりながら飲むと最高?
【夜光鈴(やこうりん)】火星特産の風鈴で夜になると冷たく光る。だいたい1ヶ月で寿命がつきるはかなさがいい。
【郵便屋さん】いつもの郵便屋さん。「おやじ」とか「じい」とかとも呼ばれているらしい。まだ名前がわからないが「あ」で始まる名前なのでしょう。主要人物だから。やさしいおじさんで「ヨコハマ買い出し紀行」のガソリンスタンドのおじさんみたいな人。
雪虫】冬の先ぶれとなる小さな生きもの。なついてきた雪虫に灯里はリボンをつけてしまった。アクアの雪虫は長生きなので来年も出会えるかもしれない。
【レデントーレ】夏の終わりに涼を求めて屋形船を繰り出し飲み食いや打ち上げ花火を楽しむ一種のお祭り。