よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「おかしな本棚」クラフト・エヴィング商會 読書中・・・

欲しくなる「本棚」
■魅力的な断片を集めてくれるのがクラフト・エヴィング商會
■今回の断片は本の背中であり、それを集めた本棚。
■今回の「断片」は、いつもと異なり、おおむね架空ではないが、入手しにくさで架空に近いかもしれない。
■失われたものは架空と同義。
■失われかけているものには情味がある。
■いつもは、断片を集め、魅力的な架空を構築していく。断片は魅力的ではあるが基本的にはウソ。あるいは真の混じったウソ。そして構築するつながりも魅力的なウソ。断片はイメージであり、真偽は関係ない。ただ、作者は偽のほうにポエジイを感じやすいようだ。
■しかし架空は集積により存在感を醸し出す。
マインドマップのようでもある。
■断片はイメージであり、想いだ。
■詩だ。クラフト・エヴィング商會の作品は詩集とも言える。
■本棚ひとつひとつが詩だ。
■どの棚にも2〜3冊、多ければ半分くらい持っている本がある。それだけに他の本も欲しくなった。