「心霊探偵八雲」神永学

作品名は知っていたが、まず読むことはなかろうと思っていた。
でも、なんとなく縁ができて、読むことになった。

証人は幽霊!!
■紅く染まった片目は霊をみることができる青年、斉藤八雲。
■まじめでお堅い小沢晴香さん。
ツンデレとまっすぐな人のよくある組み合わせ。
■八雲の助けを借りつつも被害を受けている刑事、後藤。
■人嫌いで皮肉でやる気のない八雲クンに怒りをぶつけながらも事件を持ち込む晴香さん。
■晴香さんは事件を持ち込むというより、当事者になってるか。
■霊はかなしい。
■遺された者もかなしい。
■部室で暮らす八雲クン。
2011.08.12読了


「もう、やめて」と、霊は泣く。
■前巻からさらに毒舌に磨きがかかってる八雲くん。その他のキャラもさらに個性がきわだってきているので作者が慣れてきたということろでしょうか。
■今回は女子中学生連続殺人事件。
■川の水門に女子中学生の霊が。
■新キャラ石井登場。霊的な話が好きな彼は数々の心霊事件を解決した後藤に心酔していた。
■本当の「敵」が浮かび上がる。前巻から話は出ていたが。椹野道流さんの「奇談シリーズ」と同じ感じと言ったら知ってる人にはネタバレかしら。
2011.08.25読了


謎の霊媒師vs八雲
■晴香、八雲に初勝利?
■何度も自殺しようとしている女の霊。
■鏡の中に現れる女の霊。
霊媒師、神山登場。八雲を撹乱す?
■背後にあった許しがたい犯罪。
■登場人物それぞれのポジションは?
■文章はそこはかとなく素人っぽい感じ。読みやすくはあるのだけど。

2011.08.30読了


晴香さん、小学校で教育実習中。
■なんかいろいろ炎がからんできているもよう。
■なんだか小学校もいろいろからんでいるようだ。
■晴香・八雲コンビと、後藤・石井コンビの動きが交互に描かれる。


過去と今がつながる
■15年前惨殺事件の発生した屋敷で行方不明者が。
■ビデオに写った血まみれ女の霊?まあ、これが誰かは八雲の行動を見れば察せられるが。
■後藤は前回の入院以来少々太って運動能力が減退した。
■晴香は所属するオーケストラサークルの演奏会に八雲を誘い成功する。
■八雲行方不明。
■後藤行方不明。
■主役不在のドラマのようだ。(p.149)
■石井、一世一代の決意!!
■八雲自身、晴香自身と繋がる事件。
■晴香、真琴、石井が活躍。
(2011.09.17読了)


八雲くんに関する簡単なリストを下に置きます。

安藤聖/たかし
真琴の目前で交通事故死した男。以前痴漢よばわりされて暴れたことあり。
飯田瑞穂
明政大学4年生。とある心霊現象に悩まされている。晴香目線では大人びた感じの胸の大きな美人。
石井雄太郎
後藤の部下。心霊関係の話が好きで後藤を尊敬している。晴香に一目惚れしたようだ。肉体も精神もひ弱なメガネくん。焦ると転ぶ。この人、いつか犯人になってもおかしくないかもね。
一心
坊さん。八雲の叔父。育ての親。紅いコンタクトを入れて八雲の気持ちを知ろうとしている奇特というか誠実というか酔狂な人。2巻ではちょっと重要な役を振り当てられる。
井手裕也
バー「スネーク」のできごとのときいあわせた。
井出内
刑事課長。後藤の上司。
井上麻美
真琴の友人。バー「スネーク」での合コン中恐い目に。
牛島敦
戸部賢吾が小学3年生のとき同級生だったようだ。当人はすでに死んでいる。
牛島春江
敦の母。
映画研究同好会
明政大学にある同好会。実質的な部員は八雲のみ。彼はほぼこの会の部室に住んでいる。後に晴香も入会した。
大森真人
五年四組で自ら孤立している少年。本人によると幽霊を見ることができるらしい。プールの幽霊に呪われていると信じている。晴香は八雲とイメージを重ねてしまう。母親は男と出奔、自動車整備工の父親とは折り合い悪し。
丘の上の家
15年前惨殺事件が発生した。地元の名士、七瀬寛治とその妻、長男の勝明とその妻が惨殺され、勝明夫妻の娘深雪が行方不明となった。
小沢綾香
晴香の双子の姉。子供の頃交通事故で亡くなっている。どうやら晴香の守護霊をやってる?
小沢一裕
晴香の父。
小沢恵子
晴香の母。なかなか懐の深い人物。
小沢晴香
ヒロイン。ワトソン役。明政大学教育学部の学生。八雲の紅い瞳を見て「きれい」と言った。それゆえ八雲にとって少し特別な相手ではあるのだろう。石井視点だとタレ目がちでとてもかわいいらしい。ボーイッシュだが女性らしいしなやかさがあるとか。実家は長野の戸隠。「おざわ」というそば屋をやっている。
神山
霊媒師。
木下
溺れかけた晴香の治療をした医師。女子中学生連続殺人事件の最初の被害者亜矢香の父親。八雲を取り上げた産婦人科医でもある。
後藤敦
後藤の妻。なんだかいつも家出中。
後藤和利
刑事。八雲に事件を解決してもらってる。二巻冒頭で二人の縁の発端が描かれる。声はバリトン
駒井博美
晴香さんが教育実習に行った小学校の指導教諭。教師歴10年ほど。30歳を超えているがかわいらしい感じ。近々結婚するらしい。
五年四組
晴香が教育実習に入った小学校での受け持ちクラス。
今野/こんの
晴香が教育実習に行った小学校の教頭。
斉藤梓
八雲の母。幼い八雲を殺そうとしたところを後藤に止められた。
斉藤八雲
主人公。探偵役。紅い左眼は霊を見ることができる(だけ)。除霊などは無理。ただ、ちょっと賢いので事件を解決してくれる。性格と口は悪い。脇腹が弱点。
沢口里佳
暴行され自殺した22歳の女性。
佐々木杏奈
精神科医アメリカ帰りでプロファイリングができる。33歳でファッション雑誌にそのまま出られるほどの美女だが、戸部賢吾の精神鑑定中襲われたときハサミで腹を刺した女傑。
島村恵理子
刑事。ヘビー級の体格で腹の底に響くような声。以前、後藤の相棒だった。また後藤と敦子の間を取り持った。敦子は家出のとき彼女のところに逃げ出す。敦子に言わせると後藤と島村は性格その他兄妹みたいに似ているとか。
スネーク
バー。鏡に写った女の霊が「死ね!!」という。
武田俊
元新聞記者。七瀬勝明の担任クラスで起きたいじめ自殺を取材していた。15年前丘の上の家で起きた惨殺事件の容疑者。ずっと逃亡中。じつは八雲とかかわりがある。
この世界では魂はある。死んだ後も魂はしばらく残ることがある。それが幽霊。
戸部賢吾
父親をハンマーで撲殺し、逮捕されたが、心神喪失の鑑定中、逃走。幼い頃の火傷の跡が顔の左半分にある。解離性同一性障害(多重人格)らしいが、そのときの名前は牛島敦。
奈緒
八雲の従妹。一心の娘。耳が聞こえないがテレパス
七瀬勝明
七瀬寛治の息子。15年前の事件で殺害された。中学校の教師をしていた。
七瀬寛治
丘の上の家の事件で殺された地元の名士。
七瀬美雪
七瀬勝明の娘、寛治の孫。丘の上の家の惨殺事件の後机不明。
呪い
晴香の問いに八雲は「呪いはある」と答えた。ボクもあると思ってる。人は自分で自分に呪いをかける。
趣味で監察医をやっている変態爺さん。ちょっとマッドなとこあり。八雲の瞳に興味津々、解剖したいと思ってる。この人もいつか犯人になってもおかしくない。
土方署長
後藤のいる警察署のトップ。誰が見ても「こけし」。
土方真琴
警察署長の娘で新聞記者だが、それゆえにこそ警察からは(後藤以外には)敬遠されている。とある事件で石井に負い目がある。今後も出てくるかどうかは不明。
プロファイリング
佐々木杏奈によるとプロファイリングはドラマなどで扱われているような超能力じみたものではなく、現場の捜査官が経験とカンで導き出す結論を統計学的に分析するもの。
本田
七瀬勝明が担任をしていた、いじめで自殺したと思われる女生徒の父。
真由子
なんか怖いものに川にひきずりこまれかかれる。美樹の知人で晴香と同じオーケストラサークルで活動中だが二人はそれほど縁はない。
未解決事件特別捜査室
後藤と石井のいる部署。閑職。「おみやさん」かな。
美樹
男が好き。
宮川
刑事部長。坊主頭に太い眉に鋭い眼光。井手川の後任で後藤の上司となる。後藤が新人の頃コンビを組んでいたらしく、いちおう敬語を使う相手。彼もずっと昔八雲とかかわりがあったらしい。丘の上の家の事件発生時にいち早く到着したが何者かに殴られ昏倒、その前後の記憶を失う。
村上由紀
丘の上の家に幽霊が出ると聞いて取材に行った一団のリポーター。美人。むらか「みゆき」?偶然かしら・・・?
村瀬伸一
バー「スネーク」のできごとのときいあわせた。腕に、十字架に紐のようなものがからまっているタトゥーをしている。
明政大学
八雲や晴香のいる大学。
八木慶太
バー「スネーク」のマスター。記述からするとなんらかの悪いことをしているかもしれない。
幽霊
八雲いわく、生き死にの差はあるが、結局、人間。
横内一仁
晴香が教育実習に行った学校の、となりのクラスの教師。プールの幽霊を見た。