よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

沈黙による肯定

破局快楽は共存しヒトはもとめる輝く快楽じつは控えし傍らの危うき深淵知る故に殻を殻に積み重ねその強固いつか満足安全確かにあるとむなしき知恵ゆえ忘れた頃にくる破局消去しようと手放せ快楽それともやはり諦めずいつか出会いし破局をば沈黙(しじま)により肯定むしろ望むと見えるのもまた選ぶのは己が姿の舞い踊り。


沈黙の肯定により全体の意思としてやはり快適さは残しておきたいとさまざまな施策はほどこすものの危険そのものを遠ざけようとはせずいつかまた想定外のなにかが発生してカタストロフィに直面するを選ぶのもまた自分たちであるのだ自分たちもまた結局のところ肯定していたことにだけは思いを至らせておかねばならない。

危険を承知でボクらが経済的にあるいは快適さゆえに認めていたもの

  • 原子力発電所
  • ユッケを食べること
  • フグを食べること
  • 交通事故は確実に発生するのに便利だからと車社会を捨てないこと
  • いつか誰かが溺れることがわかっているのに川の三面コンクリートをやめないこと
  • たばこをすうこと