よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

革製透明鞄

夢をみた。

父親へのプレゼントに透明鞄を選んだ。
他の人のアドバイスもあって。

これは革製なのだが、ひたすら薄くする技術に特殊な加工を組み合わせて完全とは言えないまでもほぼ透明になっている。
ビニールのように光らないので安っぽさが少ないし、目立たない。
薄くておそろしく軽く、カラだと持ってるか持ってないかのわからないくらいだが見た目よりは丈夫だ。
中が見えると困る場合もあるのだが、普通に使う分には透明なのはけっこう便利なのだ。

入れ方によってデザインが変わるとも言える。
うまく使えばおしゃれな感じにできるだろう。

「神戸鞄」というとこがつくっているようだ。
実際にあったらごめんなさい。
その名のとおり神戸にある会社のようだ。

「mors3023」とかいうコードがついていたのだが、別名「王様カバン」。
おそらく「裸の王様」の服からとっているのだろう。
鞄には実体があるのだけど。
夢にしてはよくできたネーミングかも。

贈られた父親は「使う機会がないぜ」というような顔をしていた。