よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

ろう石

ちょっと古い朝日新聞(2010.12.19朝刊)にろう石の話題が載っていました。

埼玉の「野口ロウセキ工場」は全国でも数少ないおもちゃ用途のろう石工場。
そういえば昔はよくこれでアスファルトなんかに落書きしてましたねえ。
今は子どもが道路に何かを描こうなんてことしてたら「危ない!」と周囲が許してくれそうにないですが。

近所の山なんかでも取れてたような気もします。
滑石かどうかはわかりませんが、比較的柔らかくて同じような使い方ができる。
ただ、ちょっと性能が悪かったので不純だったか異なる鉱物だったか。

ろう石=滑石は工業用ではまだまだ普通に使われているようですが、いまだに遊び用のものをつくっているところがあるというのはホッとします。
各地のカルチャースクールなんかでの勾玉づくりの材料になったりしているようですが、たぶんなかなかしんどいでしょう。

スプレーで迷惑なグラフィティしている人たちもこれで書くようにしたらどうでしょう。
多少は迷惑さが減るかも。
いや、あれは迷惑行為だからこそあの人たちにとっては意味があるのかもしれないけど。