よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

良い記者の順

河北新報の記者ブログ「採用担当 喜怒哀楽」で見かけました。

以下の4パターンの記者で、「良い」順に上から並べてください。

  1. 記事をはやく書き、かつ文章が上手な記者
  2. 記事をはやく書くが、文章が下手な記者
  3. 記事を書くのに時間はかかるが、文章が上手な記者
  4. 記事を書くのに時間がかかり、かつ文章が下手な記者

という設問で、採用担当者は「1、2、3、4」と、設問の順に良いとしています。
問題は「2」と「3」で、新聞記者の場合はまず「速い」が優先されることがわかります。
じっくり練ることができるよりも要点をわかりやすく素早くまとめることができる能力。
たしかに、文学作品を作っているのではないですもんね。
シビアな時間制限がある中で「伝える」ということが最優先されるのだから当然とは思います。

これは普通の人にも通用するでしょう。
書くときに「速さ」を最優先して意識していくことでおそらく文章はシンプルになる。
訓練していくうちに自然と洗練されていく。
それは「いい文章」のひとつの形でもあるでしょう。

要は、ボクのこの文みたいにダラダラ書くのではなく。
とりあえず箇条書きでもなんでもいいでしょうが、伝えるべきことをパッパッと順序よく並べておいて(起承転結など)、最後にその間を地の文でつなぐくらいの方が伝わりやすいでしょう。あるいは地の文はほとんどなくてもかまわないくらいか。

はてなダイアリー」やWikiはそういう作業をやりやすいシステムだと思います。
機能を駆使できたら。
そこらへんは普通のブログシステムと比してのアドバンテージ。

まあ、じつのところ、
ほんとうにシンプルな文章にしようと思うと
練りに練らねばならずけっこう時間がかかるとは思うのですが。

ものごとはだいたい削るほうが難しい・・・