よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「タイガーマスク」にまつわる二、三の疑問

こないだからアタマの中で「ひねくれて星をにらんだ僕な〜のさ」なんて歌がずっと鳴ってます。
もちろん、最近はやりの「タイガーマスク運動」のせいでしょう。
アニメのエンディングテーマですね。
意識してみるとけっこう歌えそうなていどには覚えているようです。
一箇所あやふやなところがあったのでネットで調べてみるといくらか皆さんの記憶にズレがあるようでした。

ひねくれて星をにらんだ僕な〜のさ
あぁ だけど そんな僕〜でも  (「こんな僕」という説もありました)
あの子らは慕〜ってく〜れる

というのがぼくの記憶なのですが
「あの子ら」が「あの空」だと言ってる方もおられるようです。
ここはやっぱり「子」でしょうと思いつつも、その前に星を睨んでいるからそれもアリなのかとか思ったり。

僕は最初「あの虎は慕ってくれる」だと思い込んでいましたが。
虎のマスクに慕われてるのかとちょっとシュールなことを考えてみたり。

ところで、マンガの伊達直人さんは死の直前にポケットから虎のマスクを取り出して放り投げてますが、あのマスクはかなり立体的な造形になっているのでポケットにねじこんでいられるようなものではないのではなかろうかとその回を読んだときからずっと疑問に思ってます。
ミウラ折りとかで、小さくたためるようになっているのかもしれませんが。

あと、あのマスクは誰が作ってたのでしょう。
あれだけのマスクですからさぞかし名のあるマスク作家が作っていたように思うのですが、作中ではそんな話はなかったような気もします。

普通ああいう立体的なマスクは使ったとしても入場に使う程度で実際に試合をするときにはそれを脱いでその下に付けていたペラペラのマスクを使うのではないかと思いますが伊達直人さんはそのまま試合にも使っていたのでもしマスク作家がいないとすぐにボロボロで使い物にならなくなってしまいそうなものですが。
ん?
今ふと脳裏に、なんだか伊達直人さんがマスクをチクチク自分で直しているシーンがあったような画像が浮かんできました・・・
もしや、あのマスクは自作?
そしてたったひとつしかなかった?

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考えてみると、「タイガーマスク」に関してはマンガもアニメもリアルタイムで知っています。
マンガの方は月刊誌を一冊だけなら買ってやってもいいという親の方針で、最初は「少年」を買ってもらっていましたが、ちょうど「タイガーマスク」が始まった頃「ぼくら」に乗り換えました。
乗り換えの理由が「タイガーマスク」だったかどうかは覚えていませんが、辻なおきさんの絵は好きだったので可能性はあるでしょう。
たぶん「少年」自体もそのころ休刊になったように思います。それを知って乗り換えたのかもしれません。
そののち「ぼくら」も休刊になり「タイガーマスク」はたしか「ぼくらマガジン」という週刊誌に移ったと記憶してます。
最後までずっと読んだのでたぶんお付き合いしたのでしょう。

アニメの方は絵柄が原作とはずいぶん違う雰囲気でしたが、カッコイイと思ってずっと見てました。
声はたしかヤマトの富山敬さんでしたね。
当時としてはとても動きがいいと思いました。
途中から完全にオリジナルになっていきましたし。
後の「ミスター味っ子」を彷彿とさせるようなぶっ飛んだ雰囲気もありました。
そして、どこか暗い。
そこもまた良かったものです。

たしか「タイガーマスク2世」とかいうマンガもありましたっけ。
そっちは全く知りません。
初代のときの登場人物、健太くんが関係していたという話ですが・・・?