よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

大阪−青森だと


東北新幹線、東京−新青森が3時間20分だとか。
のちのちもう少し短縮されるでしょうね。
大阪−東京が2時間30分くらいだとして、連絡時間・待ち時間等も考慮して、6時間30分から7時間で大阪から青森まで行けそうですね。

むかし、急行「きたぐに」で大阪から青森まで行ってました。
直通でした。
20数時間・・・約一日かけてようやくたどり着いたものです。
貧乏学生には飛行機など夢で、北海道に行くための最有力選択肢だったのです。
帰りももちろん。

それに比べれば信じられないほどの時間短縮ですが、「はるばる来たぜ」感はおそらく生まれないでしょう。
個人的にはそんなに速いものは必要ない気分。
ゆっくりな電車で体力の限界に挑戦するようなアプローチも悪くなかった。
そう、アプローチの長さは旅ごころの熟成期間。
異世界」に入り「たびびと」になるための準備。
そいつがあってこその醍醐味かな、と。

どんなに技術が進歩しても、あえてゆっくりなままにしておくのもいいと思うのですが。
少なくともたったひとつの選択肢は残しておくこと。

みんな忙しいのだなあ。
みんなビジネスマンなのだなあ。

後に飛行機で北海道に行ったことは数回ありますが、ただの旅行でした。