よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

新聞週間標語

共同通信四国新聞2010.09.02。

今年の新聞週間の代表標語は、東京都の保岡直樹さんの作。

「きっかけは 小さな記事の 一行だった」

実際、新聞記事を読んでいて、なんらかの影響を受けることは、そんな場合であることが多いように思えます。

個人的によくあるのが、ナントカ講演会が開かれた、講演者の誰それさんはこう語ったと内容が短く紹介されている、そのほんの一言が大きく視点を変えてくれたりします。
こういう見方もあるのか、こういう見方をすればいいんだ、とか。
視点が変わると、ちょっと世界が変わります。
そういう体験は楽しいものです。

ウチの本ではそんな記事をなるべく紹介したいと思っているのですが、一見すると変哲もないただの小さな記事。
気づいてもらえるかなあ。
なぜ転載しているのかわかってもらえたらいいなあ、わかってもらえないかなあ、とためらいながらなのです。
「ここに注目!!」とひと言書いておきたかったりするのですが、ちょっと雑誌の方針と異なるので難しい。

今回の標語にはちょっと勇気づけられた感じです。

ところで、新聞週間の標語は、じつは毎年たくさん選ばれています。
表に出てくるのはほとんど「代表」標語の一本ですが。
新聞によっては日替わりで、たくさん紹介してくれるところもあるのですが、そういうのを見つけたら他のについてもここに書いていきたいとか考えています。

活字にも 人のぬくもり 時代の視点
開けるとね 紙面旅行が 待っている
真実を 伝える重み 活字から
今日を知り 明日を導く 確かな活字
あたたかい 記事で地球を 包みたい
新聞で 読む・知る・気付く・考える
アタマの朝ごはん、新聞。
「新」シイコト、「聞」コエル。
新聞を 広げた分だけ 広がる視界
でも、、最後はやっぱり新聞