よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「科学技術」を「科学・技術」に

日刊工業新聞2010.08.26。

日本学術会議はそこで「科学技術」という用語を「科学・技術」と見直すことを求めている。
同会議が行う意思表明のうち最も重い「勧告」として。
菅直人首相に提出された。

「科学技術」だと、「技術」の方に主眼が置かれているので、どうしても成果等が優先されてしまう。
そこで科学と技術を明確に分けて、基礎科学の重要さを訴えたいということのようです。

「科学技術」と「科学・技術」は、個人的にというか、それなりに使い分けていましたが、たしかに技術偏重のようで、どこか不足感はありました。
いろんな考えはあるでしょうが、どんな場合でも、成果しか考えていないと何かが弱っていくようです。

たかが言葉の問題ですが、人類には言葉しかないとも思います。
いい勧告なんじゃないでしょうか。