最初の鉛筆生産工場

北國新聞2010.08.24朝刊。

国内で最初の、鉛筆の大量生産ということでは、三菱鉛筆の祖、真崎仁六が1887年(明治20年)に新宿の工場で始めたというのが定説になっているそうです。
製造を開始した5月2日は「鉛筆の日」ともなっているそうです。

IMG_9918.jpgさて、記事ではそれよりもずっと早く加賀市大聖寺に鉛筆の生産工場があったそうだという説を調べています。

どうやらそこに工場があったことは間違いないようです。

1875年(明治8年)に良質の黒鉛がみつかったので飛鳥井清という人が旧士族の糧にと考え、柿沢理平という人に製造法を学ばせ、明治10年「加州松島社」が設立され、明治11年12月に試作品作製、明治15年にはすでにかなりのレベルに達していたそうです。
明治16年アムステルダム万博にも出品され、第一級第一等賞を獲得しているとのことですので、鉛筆工場があったことは間違いないようです。

ただ、工場も鉛筆も現存していないので「鉛筆の日」を覆すにはいたらないようでした。

それはさておき、鉛筆はけっこう好きです。
いまでも、たまには使っています。
ちょうど読んでいるところの「文房具を買いに」で著者の片岡義男さんはお尻に消しゴムのついている黄色い塗装の鉛筆はほとんどクロスワード専用と書いておられました。というより、クロスワードはそれで解くのが正しいかたちである、と。
そういうこだわりもおもしろいとは思えます。

最近の鉛筆はデキがいいので滑らかに書けすぎるところがなんとなく物足りない感じもします。
個人的に鉛筆といえば、かつてあった(今は見かけないのでもうないのだろうと思いますが)「コーリン鉛筆」をいつもダース買いしてた記憶があります。
三角形に顔がついているような印象的なトレードマークでした。
それもあんまり高いヤツではなかったのでときおり空気が入っていてガリッと引っかく感じになるのもけっこう快感だったのでした。

おおっ!
今ネットで調べてみると「コーリン色鉛筆」という会社として復活しているようでした。
トレードマークもちょっと優しげになったような気がしますが、三角形に顔です。
ちょっとうれしい。
  ・コーリン色鉛筆